不変の日々

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俺の父さんとなまえの親父さんはいわゆる親友同士という間柄で、互いに男手ひとつ。家も目と鼻の先。


必然的に俺となまえは一緒に居るのが当たり前だった。

今では俺がアカデミーに通い始めた頃に、遊んでくれないとふて腐れてたなまえが懐かしい。



パラパラとめくられる微笑ましい思い出。暫くそれに思いを馳せていたが、なまえの声で引き戻された。


「ねぇ、やっぱり中忍試験受けないとダメかなぁ?」


なまえはそう言いながら困った様な顔をし俺を見上げる。
それはそれはいかにも面倒臭いと言わんばかりに。


「俺に聞かれても困るね」

「……だって」



片眉を寄せて尚も面倒臭そうな顔をするなまえは、俺と一緒に親父さんや父さんの背中を見て育った。

だからかアカデミーでの成績も抜群に良く、長期任務に就いてからも任務の合間には親父さんとの修業を欠かさず、以前帰ってきて手合わせをした時に驚いたほどだ。


なまえの力量は下忍のレベルをとうに超えているというのに、なぜ未だ下忍のままなのか。



「なまえ、だって何?」


「……今更面倒臭い」




この一言に尽きるようだ。

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