不変の日々

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俺の心配をよそに、シャワーを浴びたばかりのなまえはあられもない姿で現れる。


「お前ね……、俺だって一応男なんだからね?」


思わず口にした言葉になぜかなまえは目を見開いた。


「何を今更何。この間まで一緒にお風呂入ってたじゃない」


「……何年前の話をしてんの」



軽く二十年は昔の事なのに、なまえにとっては『この間』の事らしい。


やれやれと思いながらも、すっかり寛いでいるなまえを見ては、今夜は一緒に寝ようと言われやしないか冷や冷やした。


しかしなまえは俺の心中なんかお構いなし。
ごろんとソファーに寝転がった。


「カカシ、今夜ソファー借りるね」


そう言い終わった途端に聴こえる寝息に俺の心が折れそうになる。



寝室から毛布を引っ張り出して、なまえの顔を盗み見ながら掛けてやれば溜め息が漏れた。



もう話は終わりなの?
他に話す事は無いの?



まったく、無防備な顔して寝ちゃうなんてお手上げでしょーよ。

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