彼女が望む明後日
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「ちょっと、笑い事じゃないわよ!ちゃんと説明してよ!」
紅の言う通り全く笑い事ではないんだけれど、なまえが短絡的なのか思慮深いのか計り知れずにいる自分に笑いが込み上げてくる。
「ね、惚気話の他に『別れようと思った事ある?』なんて聞かれなかった?」
「あぁ、それなら聞かれたな。俺が今の所は無いって言ったら、『じゃあ明日は解らないんだね』とか何とか失礼な事を……」
アスマがそう言いかけた時、トイレから戻ってきたなまえが俺の後ろに立っていて、アスマはばつの悪そうな顔をして煙草に手を伸ばした。
それを横目で睨みながら、なまえは俺の隣に勢いよく座り込んだ。
「まったく、人のいない間に噂話とは感心しないね、アスマ上忍」
「まぁまぁ。でもなまえにも原因があるんだからお互い様でしょ?」
紅に窘められたなまえは納得しきれていない顔で、それを今度は俺に向けてきた。
「カカシ、別に昨日の事とは関係無いからね!」
「……ぷっ。お前、それ逆効果でしょーよ」
「どういう意味よ!」
「そのまんまの意味だよ」
昨夜の事を無かった事にしてたから変わらなかったんじゃない。きっとなまえは、ずっとそう思ってきたから変わらないんだ。
ずっと同じ事を思い悩んで、お互いに出した結論が違ったんだ。
「やっぱりお前ら、昨日何かあっただろ?」
「あぁ、あったよ。俺、なまえに振られたんだよ」
つまりはね。
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