私は幸せです
(4/8)
ナルトがこちらへ走り寄って来ると、エロ仙人と呼ばれた変質者は逃げもせずにナルトに声をかけた。
「おうナルト。元気にしとるか?」
……とりあえずこの時点でおかしいよね。
「ナルト、あの………お知り合い……?」
恐る恐る尋ねた私にナルトの口から告げられる衝撃の事実。
「こう見えてもエロ仙人はすげーんだってばよっ!……でもこんな所で何してんだ?」
「いやぁ、カカシとゲンマに呼ばれて来たんじゃがのぉ」
そう言ってチラッと私を見て笑うじいさん。
「ナルト……、あの、確認の為に聞くんだけどさ………。このじいさんって"自来也"?」
私はナルトに耳打ちをして尋ねると、予想通りの答えが返ってくる。
……この人がカカシのカリスマ的存在。『イチャイチャパラダイス』の著者、自来也………。
あは、はは……。
最早渇いた笑いしか出て来ない。この歌舞伎面のじいさんに仕事を頼むって?
軽く眩暈を覚えた私を、じいさんはニヤリと笑い、次にじいさんは私の肩をがっしりと掴んだ。
「ま、話は茶でも飲みながらゆっくりしょうかの」
そう言い終わると同時にじいさんは私を担ぎ上げ、豪快な笑い声を上げる。
「……うぉわっ!何すんの!じいさんっ!」
「しっかり掴まっとれ」
あーこれが拉致られるって言うんだね、きっと。
そう思って一瞬目を瞑ったが、その僅かの間で連れられてきた場所は………カカシの部屋?
.
10/82←|→
List|Top|Main>>
Index