私は幸せです

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「……それで頼んでいた件ですが大丈夫ですか?」


三人で席につくや否や、カカシは期待を膨らませながらじいさんと話し始めるが、頼んでいた件って何だろうね。



「あぁ、勿論大丈夫じゃ。わしもあの小説の大ファンじゃからの、協力は惜しまんよ」



「では後は自来也様にお任せしますので、完成したらご一報下さい」



私が口を挟む隙が見当たらない。私の事なのに置いてけぼり。
それにこの流れ、何?


「あのさっ、話がよく解らないんだけど……」


私はカカシに説明を求めたが、カカシはにっこり笑って『俺に任せとけば大丈夫だヨ』なんて言うけど、大丈夫な訳ないよね?



「いや、だからそ……」

「じゃ、わしは帰って早速取りかかるとしようかの」

「だからじいさ……」

「では宜しくお願いします」



二人共、気持ちいいくらいに私を無視するのは何でなの?


会話に入れないまま、二人の間では話が纏まったのか、立ち上がり玄関へ向かうじいさんを私は呼び止めようと玄関に走り寄った。


「ちゃんと待っ……」

「じゃ、また来るでの」



───バタン。



閉じられた玄関のドア。開かれたのは官能小説家へのドアでしょうか……。

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