私は幸せです

(7/8)
「カカシ、どういう事?」


自来也のじいさんが帰った後、私はカカシに詰め寄った。



「大丈夫。なまえは何にも心配しなくていいヨ」


カカシはそう言って私の知らない所で纏められた話の全貌を語り出す。


「まずはなまえが今までに書いた官能小説を木の葉に広めないとネ」


「はっ?いつの間にっ!?ってか勝手にっ!?」



色んな意味でそれってあり?私、まだ何にも言ってない。そんなに私を官能小説家にしたいの?


「カカシ解ってる?私の官能小説は売れなかったんだよ……?」



「それならそれでいいじゃない」


「良くないよっ!!」


私の我が儘なんだから、せめて自分の事くらい自分でしたいのに、こんな不安定な仕事をここで出来る訳無いよ。


「だってこれじゃ……」

「いいんだヨ」



カカシは私の言葉を優しい声色で遮った。そして私をそっと胸に抱き寄せ呟いた。



「なまえは誰に遠慮してんの?」


「えっ……?」



頭のてっぺんにカカシの唇の感触を感じたまま、私はただ体をカカシに預けた。



「俺、なまえを養ってく位の甲斐性はあると思ってるヨ」



そう静かに呟いた後、カカシは抱き締めた腕を緩めて私を見つめる。


「なまえがこっちの世界を選んだずっと前から……。俺はとっくに覚悟は出来てるヨ?」

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