ドキドキとキス

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掃除と洗濯が終わると、カカシは私をソファーに追いやり夕飯を作り始めた。


久しぶりに私が作ってあげたかったけど、カカシが余りにも張り切っていて、それが何だか嬉しくて甘えさせてもらった。


それからたっぷりと時間をかけ、丁寧に盛り付けされた料理をカカシは得意気にテーブルに並べる。


ハンバーグにサラダにスープ。カカシの優しさが伝わってくる。
お箸を使わないメニューにしてくれたんだね。


「ありがとう、カカシ」

「どういたしまして」


幸せなで温かい食事が済んだ後は、今度は二人で後片付け。

何度もお皿を滑らせたけど、そのたびにお皿を掴み取ってくれるカカシは、私のずっと高い所で笑ってた。



「カカシ、お茶煎れるね」


「うん、ありがと」





マグカップにお茶を煎れてソファーに座り、横目でカカシを盗み見る。



十日も入院してたからかな。なんだかとってもカカシを見てたい気分。だからカカシがお茶を飲む仕草を目で追っていた。


なんか……こう……。



「なまえ、見過ぎ。ドキドキしちゃうヨ」


「そう!それ!ドキドキだ!」



思わず身を乗り出した私をカカシは片手で引き寄せて、優しい優しいキスをくれた。

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