職探し

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「なんたってお前はあたしのお墨付きだ、歓迎するよ」


綱手様と隣にいたシズネさんも温かく迎え入れてくれて、私は改めてこの里の温かさを実感した。


「あの、それと……」


──仕事はどこで探せばいいですか?


そう言おうとした時にノックの音が聞こえ、それと同時に千本を銜えた忍が入ってきた。


「失礼しまーす。書類もって来ま……ってなまえ?」


「やほ、ゲンマ!」


……そう言えばゲンマにも言って無かったっけ。


ゲンマは綱手様の机に書類を置くと、ものすごーく不審な目で私を見る。


「……お前、またなんかやらかしたのか?」

「いきなり何さ、心外だよ」

「はっ?お前には前科があるからな。信用出来ねぇんだよ」

「あぁ嫌だねぇ、根に持つ男って」



──ゴホンッッ!



大きな咳払いにより、ここが火影室だった事を思い出した私。危ない、危ない。本題を忘れる所だったよ。


私はゲンマに一瞥をくれながら綱手様に仕事の話をし始めると、綱手様は求人誌らしきものをくれ、『雑用なら山ほどある。ダメだったらまた来るといい』と言ってくれた。


しかし隣に居たゲンマは、私が何でこんな話をしているのか解らない為に顔をしかめている。


「おい、お前まさか……」

「ま、話はご飯でも食べながら、ね?」


綱手様と話を終えた私はゲンマの背中を押しながら火影室を後にした。

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