夏だ!海だ!水着だ!
(3/7)
「なまえー」
大声を張り上げクローゼットから出てくるは、カカシ……とゲンマ。
あのさ、二人が一緒で良い事だった試しが無い。すっごい嫌な予感。
私はおもいっきり眉間に皺を寄せて二人を見やる。
「なまえ、海いこうヨ!」
そう言って袋を差し出すカカシ。恐る恐る中を覗いてみると……。
「ねえ、わたしにこれを着せようって?」
怪訝な眼差しを二人に向ける。するとカカシが近付き、私の耳元で囁いた。
「前に罰ゲームで撮った写真、皆に見て貰おうか?」
こいつ……。
普段はボケっとしてるのに、こういう時は頭フル回転だな。きっと何言っても聞いてはくれまい。
ピンク。おまけにフリフリ付きなんですね。嘘って言って!
私が絶対に選ばないタイプの水着。
確信犯め。
「なまえ、早く着替えて行くヨ!」
うわぁー。本当にこれ着て行くのか……。
中々着替えられずにいた私にゲンマの鋭い一言。
「胸無くて着れねぇのか?」
「うっさいわボケっ!」
あぁ、ゲンマの挑発に思わず乗ってしまった。その為に私は水着を着るしか無くなってしまったじゃないですか。
二人に忌々しい視線を送り、私は渋々着替えに行った。
……待って。冗談でしょ。
鏡を見て自分に驚愕。
歳を考えて。
私は急いでシャツとパンツを履き、カカシとゲンマの待つリビングへ向かった。
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