夏だ!海だ!水着だ!
(4/7)
「じゃなまえ、海に連れてってネ」
「え、木の葉の海じゃないの?」
カカシは口布を外してる所を里の人に見られたく無いらしく、私の世界の海に連れてけということらしい。
ゲンマは早くしろとばかりに千本を銜えている。
「はぁ……。わたしは車の運転出来ないから電車で行くよ」
二人を着替えさせ、私達は駅に向かい電車に乗り込む。
電車初体験の二人は子供みたいにはしゃいでいるが、やはり目立つ。
『顔だけ』はいいからね。
そんな事を思いながら、電車のアナウンスから下車駅の名前が告げられ、窓に張り付く二人を引きずりおろした。
駅を出れば潮風に吹かれ海の匂いが鼻先を擽る。サーフィンをしている人影がチラホラ見える中、私達は砂浜に降り立った。
カカシとゲンマは早々と服を脱ぎ始めるが、二人がベルトに手をかけた時、同時に止まった。
「二人して何してんの?」
私は二人をチラッと見た時、ほくそ笑んだ。そして急いでデジカメ2号を取り出し一枚。
――パシャ。
はっはっは!しっかり写っていますよ。そのベルトから覗く水着では無いトランクス様がっ!
「おいテメェ、今撮っただろ?」
「なまえ、デジカメ貸して」
ジリジリと近寄る二人を後目に私は走り出した。
「日頃の恨み!渡すものかっ」
.
- 4 -←|→
List|Top|Main>>
Index