「――で、今日の夕飯が遅れたわけか。」

夕飯が少し遅れてしまった経緯を
いづみは嬉しそうに左京に話した。

「3人とも大活躍でしたよ!」

「でも、私は大したことなくて……万里さんと十座さんがすごかったんです!」

「茅ヶ崎と監督はケガなかったのか?」

「私は大丈夫なんですが、いづみさんが……。」

「いえ!最初に突き飛ばされて擦りむいたくらいです。」

「……気をつけろ。」

今後護衛を付けようと話し出した左京に
みんな、過保護だな…と驚いた。

「それより、コレ。さっさと外して欲しいんすけど!」

「もう限界っす。」

「ああ――そうだったな。」

万里と十座の訴えに思い出した左京は
2人の手首から、手錠を外した。

「はぁ……。」

「やっと、解放された……。」

「それは俺のセリフだ。」

「お前、しばらく5メートル以上近寄るな。デトックスしねぇと、血管詰まる。」

「それも俺のセリフだ。」

「てめぇら……何も学んでねぇな。もう一回はめるぞ。」

「――げ。」

「――勘弁っす。」

その光景を見て
先ほどの笑顔は何だったんだろう?と
心は苦笑いをした。


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