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初恋?
忘れるわけねぇだろ……
俺がまだ小2の頃
ビービー泣きながら兄貴探してた
ちっさい女の子
感情豊かなのか知らねぇが
出会ったあの数分間に
泣き顔も困り顔も笑った顔も見せてくれた
それがたまらなく可愛いって思ったんだ。
それが初恋。
今、そいつが何してるんだろう?とか
考えたことはなかった
でも
あいつを見て思い出したんだ。
あの綺麗に風になびく髪
もしかして……って
「なぁ、天馬ぁ。」
「なんすか?万里さん。」
「あいつ、帰ってきたらゲームしてるかスマホいじってるかのゲーム廃人のくせに髪すっげえきれいじゃね?ケアとかしてんのか?」
「あー、おまじないらしいですよ。」
「まじない?」
「昔、初恋の男の子に褒められたからって。でも名前も知らないし、どこの誰かも知らないから、昔のまま、きれいに髪を伸ばしていればいつか出会えるかもって。」
「………ふーん。」
今まで女がいなかったわけじゃない。
俺だってそれなりに、彼女はいた。
でもどいつも、こいつも
興味は持てなかったし本気にもなれなかった。
でも、なんでだ?
心にはちょっかいをかけたくなる
俺を見ていてほしくなる
……まぁ、だいぶ嫌われてるみてぇだけど。
今までイージーモードだったのによ……
心はエキスパートすぎる……
俺の初恋は
まだ終わってねぇんだよ。
いつだっただなんて……
終わったかのように
この気持ちを扱いたくねえんだ。
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