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「じゃあまた後で。」

『り!』

「………ってことで迎えにいってくるわ。」

「ま、まっていたるん!!!!」

「え?」

「JK!?JKが彼女なの!?」

「JK……彼女ではないけどJKだな。」

「「「「どぅうおおおおおおいい!?」」」」

「インチキエリート!それ犯罪だって!」

「しかもwebマネーカードとアイスで来てくれるって相当なお人よしっすよ!」

「まあまあ皆の者落ち着け……。」

「「「「落ち着けるか!」」」」

「見たらわかるから……じゃ、いってきー…。」

パタン……。

冷静に楽屋から出て行った至を見て
全員ポカーンとしたまま
静かにしまった楽屋の扉を眺めた。

数分経っても話題は変わることなく
至が誰を連れてくるのかという話で持ち切りだった。

「さすが至さんです……きっと王子様だから……。」

「いや、JKは犯罪だろ。」

「…………心って言った?」

真澄は少し不思議そうな顔をしながら
いづみに問いかけた。

「あ、至さん?そうだね、心ちゃんって子なんだろね!」

「至の苗字って茅ヶ崎………心……あ!」

「ど、どうした真澄!!!!」

「天馬うるさい……。」

「う、うるさくねぇよ!」

ガチャ………

「おつー。お待たせ監督さん。……ほら心、挨拶して。」

「……お、お邪魔します……。茅ヶ崎心と申します…。」

至の後ろからひょこっと顔を出した心は
緊張しているのか、少しおろおろしながら挨拶をした。

「えー!?まじJKじゃん!きゃわたん!!!」

「きゃ、きゃわ……。」

「オレ、三好一成!よろぴこ☆」

「よろ…ピコ?」

「…ってことはインチキエリートの妹なわけ?顔そっくりだけど。」

「どう?かわいいでしょ?」

「シスコンかよ。」

「…やっぱり……。心だ。」

「あ、真澄くん!!!!!」

知っている人を見つけた心は目を輝かせて
真澄に駆け寄った。
何故?という顔をしている至やいづみに
「学校で同じクラスなんです。」と心は説明した。

「アンタ、至の妹だったの?」

「え…知らなかったの?」

「………至に興味なかったから顔覚えてなかった。心との対比が出来なかった。」

「おい真澄……。さすがに傷つく……。」

「えぇーっと…じゃあ心ちゃん、5人分なんだけどいいかな?」

いづみがお願いすると、心は「はい!」と元気に返事した。

「まず、台本読ませてもらっていいですか?」

「台本?」

「役を知らないと、そのメイクも出来ませんから……。」

いづみは急いで、自分用の台本を心に渡した。

「………おk!できます!じゃあまずは皇さんか……えぇ!?皇天馬!?」

「よろしく頼む。」

「え……皇天馬がなんでここにいるの……?お兄!?」

「すごいでしょ。」

「えぇー!?なんで教えてくれなかったのぉ!?」

「別にいいかなって……。」

「よかないよ!!!!」

「あの、メイクを……。」

「あ、ごめんなさい……。じゃあ肌から確認しますね?」

キリっとした顔つきになった心は
メタル素材でできた2つのメイクボックスをガシャンと開いた。

天馬の肌に両手で触れて、一番馴染みのいい
下地を選び、丁寧に仕上げていく。

「あんたすごいな……。」

「え?」

「ドラマ現場でメイクされてる時よりも、断然うまい……。」

「褒めても何もでないですよ!」

「いや、本当だ。」

「……ありがとうございます。アイラインは少しブルーがかったのにしますね?衣装との相性もいいと思いますし。」

「頼む。」

手際よく、舞台映えするメイクをしていく心を眺めていた
他のメンバーは至に話しかけた。

「至さんの妹さん…すごいです!」

「心は学校にもメイクしてくる。」

「えぇ!?そうなのか?至さんが家にいた頃もっすか?てか校則……。」

「そうだな。休日家から1歩も出ないってなっても化粧してる。校則に関しては何回か呼び出しあったみたいだけど、あいつ勉強できるから、途中から教員も黙りだしたみたい。」

「オー、チキン麺な三食元気ネ!」

「几帳面な才色兼備とみた。」

「へぇー…、妹は兄に似なくてよかったね。」

「いや、幸さんや……。あいつもなかなかのゲーオタですよ?」

「さんかくしてくれるかなー?」

「言えば要望には応えるんじゃない?あいつ器用だし。」

「わぁぁあ…天馬くんが、もっともっとかっこよくなっていく……!」

「まじすげぇー!後でインステ用に写真撮ろー!!!」

しばらく経って、天馬のメイクが終わり
心は
幸、椋、三角、一成の順番に
どんどん仕上げて行った。


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