楽屋に戻ると夏組メンバーと心がいた。
「みんなお疲れ様っ!」
「お疲れさまー!」
「おつぽよ!」
「お疲れ。」
「千秋楽よかった。」
「楽しかった〜!」
「それな!アクションとかまじカッケー!」
万里は嬉しそうに
「そりゃどーも。」と返事した。
「あざっす。」
1人1人のメイクをある程度落とし始めた頃、椋は十座に声をかけた。
「十ちゃん!すごくかっこよかったよ……!」
「十ちゃん…!?」
驚いた心の手が滑り、メイクオフ中の太一の目に
コットンがぶつかった。」
「いてててて!!!心チャン染みるッス!!!」
「あぁああ!ごめん、ごめん!!!!」
三角は椋に
「いつの間にか仲良し〜?」と聞いた。
「椋……。」
「ご、ごめん、十ちゃん、極秘だったのに――!ボクの頭がスカスカの高野豆腐でレンコンだから――。」
「「味がよくしみ込みそうだな。」」
臣と心は笑った。
「俺はーー椋の従兄弟だ。」
「そーなん?なんで極秘にしてたんだよ?」
万里は不思議そうに質問した。
「俺なんかと身内だってわかったら、こいつの評判を下げると思って言わなかった。」
「思考回路が似てる。さすが身内。」
「十ちゃんは自慢の従兄弟だよ!舞台の十ちゃん、すごくかっこよかった。」
一成も
「すっかり十ちゃん呼びだね〜。」
微笑ましく2人を見た。
「はい、次万里さーん?オフるよー?」
「んー。」
「あっ。」
「あっ!!!!!」
「おい!!!心!!!!コットンが口に入ったって!!!!」
「ご、ごめん……びっくりして…。」
心は椋の「あっ。」に驚いたようだった。
「ご、ごめんなさい……ボクが十ちゃんって呼ぶなって言われてたのに勝手に呼んじゃって…それで心さん驚かせて万里さんの口にコットンが入って…!!!!僕がしょぼしょぼのレモンでスッカスカのひょろひょろごぼうだから……。」
「椋ちゃんの自虐ネタってすごいレパートリーあるよね……。私もごめんね?気にしないで?」
十座も「好きに呼べばいい。」と返した。
「本当…?よかったぁ…!」
十座のスマホが鳴り
どうやら弟がロビーにいるとの事で椋と十座は
楽屋から出た。
そこにシトロンと至が入ってきた。
「おつかれさまダヨー。」
「おつ〜。」
「あー、どうもっす。」
「千秋楽、よかったネ!脇肉血まみれ舞台だったヨ!」
「なんそれ!物騒!!!」
「脇肉血まみれ……?どこのシーンかな。」
困っていると至が
「血わき肉おどる舞台。」と通訳をした。
「全然違うだろ!」
至は万里と心に
「はい、差し入れ。」と何かを手渡した。
「何っすか、それ……スマホ?」
「今から潜りに行くから、さくっと一戦付き合え。」
「公演終わって即とか!」
「お兄我慢してたもんね、昨日は。千秋楽前だからって。」
「心、あんまり言うな。潰すぞ。」
「怖いわ。」
その後、太一は衣装を裂いたのは自分だったと幸に謝り
まつり縫いの練習をし、次回公演の衣装作りを手伝うことで
許された。
「……ばーんり。そこの雑魚一掃して。」
「至さんすぐ無茶言い過ぎ……。」
「万里さん下がって…。私が焼き払う。」
「2度もお前に守られてたまっかよ…俺がやる。」
「2人ともやっぱり強いわー。さすが俺の妹と相方。」
「はぁ?いつの間に俺、至さんの相方になったんっすか?」
「でも最近、よくSNSで見るよ?たるNEO実況がしんどいって。」
「あー、あれやっぱり俺たちの事だった?」
「あの実況動画そんなに伸びてんっすか?」
「そこそこに……。」
「ガチ恋勢に気をつけてねー。おっかないから。」
「ん?なんだそれ?」
「ファン以上の感情持っちゃった感じかな?…心も結構苦労してたから。」
「そそ……。ッシャア!解除ktkr!」
「よくやった、我が妹よ!」
「ふーん……。それって、俺と心が恋人ってバラしたら解決しねぇの?」
「「大炎上フラグ。」」
「え?」
「『NEOとCocoって付き合ってるらしいよーまじCoco氏ね』とか。」
「うおぉ…こええ……。」
「だから、万里さんは生放送の時完全に顔隠してね。見バレ防止に全力注いでね?溢れ出るイケメンオーラは無理だろうけど……。」
「まあ俺だからな。」
「それ言っちゃうと心もな?コスでだいぶ普段と顔違うからギリばれないだろうけど。」
「ッス。」
「ッシャア!!!万里、心ありがとう。ぼこぼこに倒せた。良き良き。」
「「大人こえぇ……。」」
prev next
back