その日の夕方、隣町の高架下でヤンキー集団に話しかける豊橋がいた。

「…んだよ、アマ。用件っつーのは。」

「うちの学校の2年に、茅ヶ崎心ってのがいるの。消して。」

「はぁ?消すってどうやって?」

「強姦でも、暴行でも、刺しても突き落としても構わない……。その代わり、きっちり役目を終えたら1人につき50万渡す。」

「俺ら4人だから200万だぞ!?んな金おめぇが払えんのかよ!」

「つーか犯罪はごめんだぜ!?」

「私が揉み消すから。」

「アマ何者だよ。」

「豊橋医院の…令嬢よ。どうしても手に入れたいものがあるの……。」

「なんだよ。」

「茅ヶ崎心の男よ……。」

「女おっかねぇなぁ……。よっぽどいい男なんだな。」

「ええ、それはもちろん……。摂津万里は私に相応しいし、私も彼に相応しいわ。あの泥棒猫に奪われたままなんてたまったもんじゃないわ!」

「「「「…っ!」」」」

「どう?条件は?」

「………おい、どうする。」

「いや、でも……。」

「……いいだろう。乗った。」

「ありがとう。」

「始末が終わったら写真を送ろう。」

「いいわよ。」

「……下調べもある。今日は遅すぎるし、決行は後日だ。」

「なるべく……早くね?」

「ああ。」

機嫌よくした豊橋は
近くに迎えを呼んでいたようで、その場を去った。

「……明日だな。」

「………ああ。」


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