−入寮日−
談話室には、十座と椋と心がいた。
「いよいよ冬組本格始動か……。」
「そうですね。無事に5人そろってよかったですね!」
「今日が入寮日なんだよね。どんな人が来るか楽しみだな。」
ワクワクとする椋に、十座と心は一言
「……濃い。」と話した。
「え!?濃いの!?」
「濃いな。一部が。」
「そう。特濃ミルクくらい濃いよ。」
そこに冬組5人がやってきた。
先頭で入ってきたのは誉だ。
「う〜ん、実にいい天気だ。引っ越し日和だね。詩興もわいてくるというものだ。ラララ、さざめくニュープレイス、さわやかなムーブメントッ!」
「ほ、本当だ。」
出迎えたいづみは、部屋割りの話をし始めた。
「あ、そう言えば、冬組も2階だから、椋ちゃんたちの階もにぎやかになるね!」
「はい!今まで夏組しか2階にいなかったので……楽しみです!」
「私たちもちょくちょく遊びには行くけど、寝てるわけじゃないもんね。」
「俺達の部屋にはよく天馬が来るな。」
「あはは……。幸くんの作業の邪魔にならないように、天馬くんが104号室に遊びに行ってるよね。」
「なんだかんだ言って、天馬くんも幸ちゃんも仲いいよねー。」
「はい!夏組はみんな仲良しです!」
そうこうしている間に冬組の部屋割りは、ほぼ決まったようだった。
どうやら紬と丞は幼馴染のようで、いづみも気を配って2人を同じ部屋でと提案したが
紬も丞もギクシャクしていた。
「紬さんも丞さんもどうしたんでしょうか?」
「ねー。幼馴染なら一緒が楽しいだろうにねー。」
「ああ。」
逆に1人部屋になった東は、少し残念そうにした。
「……東さんって、優雅な感じで、また違った男性のかっこよさがありますよね。」
「椋ちゃんも東さんみたいに優雅な王子様になりそうだけどね。」
「そ、そそそそんな!僕なんか味噌っかすでスカスカの大根でペラペラのクルクルのかんぴょう巻きで……うううぅ……。」
「後半、悪口じゃなかったよ?」
「うまそうだったぞ、椋。」
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