「私の部屋ここだよ。」

カップを洗い終わってから一緒に部屋まで帰る奏と壮五。
自室に着いたので教えると、壮五は目を丸くしていた。

「え、ここ?…隣、僕の部屋だよ。」

「へ?」

「ははは!お隣さんだね!よろしく!じゃあ…おやすみ、また明日ね。」

そういって壮五は笑いながら部屋に入っていった。

「…お、おやすみ…なさぃ…。」

隣はてっきり物置か何かだと思っていた奏は
少しだけぽかんとしてから部屋に入った。

あの後、引っ越しの荷物整理は綺麗に片付いており
部屋はピンクを基調とした、かわいらしいインテリアで
まとめられていた。

思ったよりもみんなフレンドリーでびっくりしたなーと思いながら
大き目のベッドに奏は腰かけた。

「よくよく考えたら、確かに男性ばかりの寮に入寮するなんて…仕事といえど警戒心なさ過ぎたかな…?でもみんないい人そうだし。大丈夫よね!よしっ!」

明日から、自分ができることを探そう…。
そう思いながら、目覚ましをセットして奏は眠りについた。

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