「ってわけで、紡ちゃんがいない間にレッスンコーチになりました!」
「トントンっとお話が進んだんですね。さすが一織さんというか…。着眼点が素晴らしいですね。」
トレーニングが終わり、デスクで書類整理をしていると
紡が出先から帰ってきたので、奏は今日会ったことを話した。
「でも心配事があるんです…。」
「どうしました?」
「陸くんなんだけど…少し疲れやすい子なのかな…?いい声を持ってるんだけど、時間が経つにつれて伸びが落ちていって…私がスパルタしすぎたんでしょうか?」
「そういえば最近、壮五さんからラビチャで、体調が悪そうだからっていうお話がきました。病院に行ったほうがいいんじゃないかって…。」
「だよねー…。私もそう思って言ったんだけど本人が頑なに拒んじゃって…。私の運転が不安なのかな?」
「そこではないように感じますよ、奏さん…。」
「そう…?どちらにせよ、早く良くなってくれればいいんだけど…。新曲発表も近いですし…。」
「そうですね…。それにしても一織さん、今回は心開くの早かったですね!私の時なんて…もう…。」
「え?どうしたの!?そんな暗い顔しちゃって!!!」
「いえ、あの時の不安が何故かもう一度襲ってきて…うっ…。」
「元気出して!一織くん言ってたよ!今のIDOLiSH7は紡ちゃんをマネージャーとして信頼の元できてるから、私がいきなり来た時、不安しかなくて!って!元気出して!」
「ううっ…!一織さんがそんなことを?泣きそうです!」
「もう泣いてますよ…ほら、涙ぬぐってください。ハンカチ貸しますから。」
「ずびっ…!でも、さすが一織さんですね、いとも簡単に気づいてしまうなんて。」
「……そうね。正直びっくりしたけどね。でも感謝してるんです…歌うことを嫌いになってたら、みんなのお役には立てなかったから…私にもできることがありました!」
「そうですね!これからもっともっとIDOLiSH7の魅力を一緒に伝えていきましょうね!」
「そうだね!頑張ろう!」
2人は おー!の掛け声に合わせて
両腕を上に伸ばした。
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