「野外ライブ?また!?」

「あのでっかい会場で!?また9人だったらどうすんの?」

野外ライブ決定のお知らせは
大和と三月の心配視する言葉が第一声だった。

「こ、今度は…満席になります!」

「いまいち勢いが足りない……。」

「「満席です!」」

「奏さんが加わって2人に増えた!!!!!」

必死な2人を見て、一織は落ち着いたトーンで話に入った。

「心配はいりません。時流は自分たちで作るもの。前回のライブは大コケでしたが、ひとつ、メリットがありました。なんだと思います?」

「ビックな会場でライブした実績です。輝かしいステータスつきました。」

「六弥さん、正解です。私たちは有名ではないので、ありがたいことにライブ実績だけ残り、大コケの噂は広がっていません。」

「一織くん……。大コケっていうたび、マネージャーが胃を押さえてるんだけど……。」

「だ、大丈夫です…。過去の失敗がズシンときただけで…。」

「それを心配してるんですよ!紡ちゃん!」

「パーセンテージで言えば目標達成率0.3%。わかりやすく表現すると大コケです。」

「はぁ…おっしゃる通りで…。でもステータスはついてますもんね!」

「そうですよ。だから次は、3000人集まります。」

一織の説明に、IDOLiSH7の年長3人組は少し不安そうだった。

「集まるかなあ……。」

「お兄さん、心配だなあ……。」

「これ以上、社長のおかず減らしたら申し訳ないし……。」

「年寄りは情けないですね。」

「「「何?」」」

「やったらいいじゃんか。」

「やろうよ!やってみないと始まらないし!」

「若者は迷いがないな……。」

「大和さん大丈夫ですよ!環くんや陸くんの言う通りやってみなきゃわかんないですし、それにファンサイトもできたって言ったじゃないですか!…ほら!これなんか陸くんと一織くんの2人のサイトですよ!コンビで好きなんだそうですよ!」

ほら!と奏がスマホを見せると
陸と一織は声を合わせて
なんで?と聞き返した。

「熱心なファンがいるのは嬉しいよな。大和さんはよくライブで手紙貰ってるし。」

「ミツは、うちわ作ってもらってたよな!」

「差し入れも増えてますよ!特に壮五さんには週一で、差出人不明の豪華な送りものが…。」

「あ、ありがたいよね…!」

「CDの在庫もなくなって追加発注ちゅうですし、SNSのフォロワーも毎日増えています!」

「IDOLiSH7の風が吹いてますよ!」

紡と奏は顔を見合わせて
また、満席です!はい!満席です!はい!と
掛け声を合わせた。

「なんだなんだ!?すっげー楽しそうじゃん!満席です!はい!」

「ふふっ、楽しそうだね!満席です!はい!」

「俺も!ほらりっくんも!」

「えぇ!?」

「満席デス!はい!」

「お兄さんもやるかな?ほら、イチも!」

「私は別にっ…!」


「「「「「「「「「満席です!はい!満席です!はい!」」」」」」」」」

「ではみなさん!野外ライブよろしくお願いいたします!」

「「「「「「「おう!」」」」」」」

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