「なー!みんな聞いて!あのな!りょ…」

「環くん待って!」

「なんだよ、そーちゃんだって気になってたじゃん!」

レッスン場のドアを開けるなり、先ほどのトラックの話をしようとする環を
壮五はすぐさま止めた。

「だって…まだ決まったわけじゃないだろ?」

「じゃあ、そーかもしんねえってことで話せばいいだろ?」

「なんだよ、どうしたんだよ!」

2人のやり取りにしびれを切らせた三月が、早く話せと言わんばかりに
目で訴えてきた。

「実は…先ほど寮の前に引っ越し用の大きなトラックが止まっていたんです。」

「へー!新しいアイドルが増えるのかな!?」

「まったく…七瀬さんあなたって人は…考えてみてください。うちの事務所は私たち7人のお弁当すら厳しい事務所ですよ。新しい人材なんてまだ抱える財力はありません。すなわち…IDOLiSH7のメンバー入れ替えが有力ですよ!」

「Oh…イオリ、それは本当デスカ!?」

「いやまって!一織くん、陸くん!ナギくん!続きがあるんだ!」

「続きですか???」

「あのな!俺らこの目でちゃんと見たんだよ!な!そーちゃん!」

「うん…搬入された家具が…女性ものだったんだ!」

「Oh!girl!?」

「何で家具だけで女性だとわかったんです?」

「お姫様が寝てそうなベッドだったから!」

「はぁ…四葉さん、きっと疲れているんですよ。そんなわけ…。」

「あの…一織くん…、僕も見たんだけど…プリンセスベッド…。」

「え……。」

「じゃあマネージャーかな?実家暮らしって言ってたし!」

「陸、それはないな。あの社長がマネージャーを家から出すわけ…。」

「「「「「「ないよなー…。」」」」」」

「とりあえず、あともう少しで弁当がくるし!みんなちゃんとレッスンしようぜ!おっさん不在だけど!」

三月の仕切りで、6人はまたレッスンをはじめた。
壮五と一織は、息苦しそうな陸を気にしながら…

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