「お待たせ−!カレー粉遅くなってごめんなさい…ってなんで環くん泣いてるの…?」
「おかえり奏。玉ねぎ頑張って切ってくれたんだよ。きっとそのせいかな?」
「かななー!違うんだっ!違くないけど!あぁ…怖かった…っっ!」
「うーん…ごめんわかんないや…。はい、カレー粉と、なんかよくわかんなかったけど、ガラムマサラとかいうの買ってきた!」
「ありがとう。ガラムマサラはおいしいよ、さっそく…。」
ガラムマサラのビン一本をカレーに入れかけるのを見つけた大和が急いで走ってきた。
「やめるんだ!ソウ!……タマ、カレーのルー入れて混ぜるのやってみろ!楽しいぞー!」
「そんな楽しいならヤマさんやればいいじゃん。」
「っ!魔女になった気分だぞ!」
「魔女…まじ!?ねるねるねるね!?」
「お、おおぉ…そんな感じ。」
「俺やる。」
「よかった……。ソウ、それは自分が食べる分にだけかけろ、いいな?」
「は、はい…。」
「んで、コーチ…。」
「はい…。」
「あれを手にしたソウはデストラップと化すから、今後気をつけろ…。」
「マサラタウンそんな怖いものなんですね…。」
「ガラムマサラだ、奏。」
そのころ、環は大和に言われた通り、ルーの入った鍋を楽しそうにかき混ぜた。
「すげえええ!魔法!魔法!」
周りが暗くなったころ、万理と社長も帰ってきた。
「お待たせしました!花火買ってきましたよ!」
「大人にはビールもね。」
「やった!お酌しますよ、社長。」
「ううん、お父さんは可愛い娘にしてもらうからいい。」
「お父さんたら、子供みたいに…。」
「私は運転あるのでパスしますね!…壮五さんと三月さんは飲まれますか?」
「じゃあよろしく頼む!」
「少しだけ、お願いしようかな?」
「はいっ!」
社長は焼かれている魚を見つけた。
「うわあ、おいしそうな魚だね。たくさん釣れたかい?」
「はい!」
「3匹釣る間に、30匹に餌をあげましたけどね。」
「うるさいなー!もっかい泣く!?」
「もう泣きません!」
「あはは。カレーもおいしそうだ。仲良く作った?」
「ええ、環くんが全力で頑張ってくれました。」
「…っ!……怖かった……。」
「環くんが思い出し泣きしてる……本当に何があったの!?」
「何もないよ、奏……。知らなくていいことも世の中にはあるんだよ…。」
「はっ……はいぃ……。」
「OHタマキ、どうしました。リバーサイドで殺人鬼に遭遇したかのようにおびえて…。」
社長は、未成年にはジュースを用意し、乾杯をした。
楽しい笑い声と笑顔であふれた今日
悔しかった昨日をバネにして
これからIDOLiSH7はもっと
大きくなると…紡も奏も感じた。
帰りの車は
紡の方には未成年組と社長を
奏の車には、飲酒組を乗せて帰った。
次の日…
「おはようございます!……奏さん顔疲れてますよ…。」
「おはようございます……昨日の車内が…もう…大変で…。」
「え?」
「飲んでるのにみんなまた、どんちゃん始まっちゃって……。寮についても自分で歩いてくれないし……。」
「お、お疲れさまでした……。」
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