…微裏あります…
大和の一言に凍り付いてしまった壮五は
少し震えているようだった。
「………ソウ、どうなの?奏寝ちゃったからさ、このまま俺が…。」
「だめに決まってるでしょう!!!!!!」
「…ソウ。」
「大和さん……僕の気持ち知ってて言ってますか!?僕がどれだけ奏の事っ…!この2週間大和さんがうらやましかった!ずっと一緒で…奏のそばに入れることが…っ!明日はやっと奏と一緒に仕事ができるって、その一心で頑張れてたのに!ひどいですよ!そんなの!」
「じゃあ、まだ我慢すんの?…あーでも、ソウ我慢得意だって言ってたもんな…!」
「…っ!奏だけは、譲れません。」
「じゃあ、受け取りにこいよ。」
「……はい。」
壮五が大和まで近づき、すやすやと寝ている奏の頭を優しくなでた。
「……奏がもし……大和さんが好きだって言うなら……僕は今から一番最低なことをするよ……。」
壮五は奏をお姫様抱っこした。
「ソウ。」
「なんですか?」
「……オレ、役者だから。」
「……はい?」
「……んじゃ、ごゆっくり。」
壮五は頭の上にハテナを並べて歩き出し
奏の部屋の前で止まった。
「………やっぱり僕は最低かもしれない…。」
そうつぶやくと、奏の部屋には入らず
自分の部屋のベッドに奏を寝かせた。
「……っ、壮五さん……。」
「寝言…っ、期待させないでって…あれほど言ってるのに…っ!」
寝ている奏の左首筋に頭を埋めると
少しだけ、キスを落とした。
「…っ、本当は乱暴にしてしまおうかとも思ったけど……僕にはそんな度胸ないみたいだ…。」
「…っ、壮五さんっ…?」
「奏…?」
「お久ぶりです…壮五さん……。キス…もうしてくれないんですか…?」
「え…。」
「気づいて起きちゃって…。本当は乱暴に…ってあたりから酔い醒めちゃって…。」
「っ//////僕はなんてことをっ!」
「行かないでっ!」
「っ!」
上から退こうとした壮五の首に両腕を回した奏は、少し恥ずかしそうに
伝えた。
「寂しかった…っ!本当は言っちゃダメだってわかってるのに…寂しくて…会いたくて…!明日が待ち遠しくって…!でも…こんな距離に壮五さんいるのに、………求めるのは罪ですか?」
「………っ、奏、許して。」
「んっ…ふっ…だめっ!」
「許して……僕のわがままだって…。」
壮五はもう一度左の首筋にキスを優しく落として舌を這わせた
「…好きなんだ…ごめんっ、…奏が好きだ………。」
「っぅ、はあっ…壮五っ…さんっ!」
「壮五…。」
「っ…そっ、壮五…っ。」
「よくできました。」
壮五は左の鎖骨に綺麗な赤い花を咲かせた
「だめっ…見えちゃ…う…。」
「ごめん…本当に…ごめん……。」
「なんで…私まだ返事返してないのに…そんなに謝って…。」
「だって、大和さんが…。」
「私っ……壮五さんが好きです……辛くなるぐらいに大好きですっ…。」
「っ…。勘違いするよ?」
「勘違いじゃないです。本気です…。」
「ごめん今日は止められないかもしれない……。」
壮五は奏のYシャツのボタンを一つずつ丁寧に外し、見えない箇所に
次々に赤い花を咲かせた。
「あぁっ…んっ…」
「僕のだって……証だから……。ごめんね、痛い?」
「大丈夫ですっ…。その…壮五さんっ…。」
「何?」
「首筋なんでつけちゃったんですか…?」
「あ……。」
「もぉー…壮五ったら…。」
「っ!…照れるね…僕からねだらずにもらえた君からの呼び捨ては。」
「壮五…好き。」
「うん、僕も…奏が好きだ…。これからお付き合いよろしくね…。」
「はいっ…!これからどんな私も…受け入れてくださいね。私も壮五の事受け止めますから…。」
そのまま長い夜を過ごし
朝まで仲良く一緒に寝た2人は
少し眠そうに起きてきて
大和に茶化されたのだった。
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