「よう、おはよーソウ、奏。」

「……おはようございます…。」

「夕べはお楽しみでしたね?」

「大和さんっ!!!!」

「っ…!顔洗ってきますっ///!」

そそくさと洗面台まで行く奏を見送って
大和は壮五に昨日の話を聞いた。

「……すみません、僕大和さんにひどい事を。」

「だからお兄さん、役者だって言ったでしょ?」

「……はっ!大和さん全部計算で!」

「そう、お前ら2人見ててもどかしかったから。」

「っー!!!!」

「で、どうなった?」

「…はい、ちゃんと伝えました。」

「で!?」

「付き合い始めました。おかげさまで。」

「よかったじゃねえか。ファンにはばれないようになー。」

「もちろんです。オープンになんかできない時期ですよ。職種的にもですが…。」

「じゃあまあ、お兄さんとソウの秘密ってことで。」

「お願いします…。」

奏も急いで支度をして、事務所に着いた。

「奏さんおはようございます!いよいよ明日ですね!生放送!」

「紡ちゃん、おはようございます!そうですねー…これを機会にもっともっと皆さんの人気が上がればいいですね…。」

「なんか眠そうですね…大丈夫ですか?」

「大丈夫です!昨日帰りが遅かっただけで……。」

「……?首筋どーしたんですか?絆創膏貼っちゃって…。」

「っ!!!!昨日っ…!蚊が!蚊が出たんです!掻きむしっちゃって!」

「あー…もうそんな時期近いですよねー。私も気を付けないと…。」

「は、ははは…。」

最終のフォーメーション確認をするため、奏は事務の仕事を終わらせて
急いでジャージに着替えてレッスン場に向かった。

「みなさんお待たせしました!今日は衣装着てフォーメーション確認します!着替え終わってますね?」

「お疲れコーチ!着替え終わってるぜ!……俺の衣装少し縮んでないよな?」

「大丈夫だと思いますけど…。」

「ミツの衣装が縮むことないだろ。もう伸びな…。」

「3o伸びたんだよ!」

「…?奏さん寒いの?どこか具合悪い?」

「え?そんなことないけど…。」

「いやだって…いつもそんなにジャージ上まで上げないから…。」

「「ぅっ!!!!!!!!!!」」

「ん?なんでそーちゃんまで咳込んでんの?」

「なんでもないよ!環くんっ!僕たちはMEZZO"の曲もあるから…頑張ろうね!」

「おー、やんよー。」

「七瀬さん、察しましょう。……コーチ、練習お願いします。」

「あ、はいぃ…お願いします…。」

苦笑いをしながら、奏はいつも通りのレッスンを始めた。


♪〜…

「はい!こんな感じでMEZZO"の曲からIDOLiSH7の曲にチェンジしていきます!前の出演者の方からは、名前を呼ばれて入りますので…MEZZO"の2人は合図がでたら、ばみってるところまで出てくださいね。」

「テープカラーは?」

「今回は水色と紫で線を引いてます!観客席の様子を見て、お好きなほうに立ってくださいね!」

「了解。」

「おー。」

「なんか明日が待ち遠しいな!」

「そうですね、この演出であればMEZZO"の2人がIDOLiSH7に所属しているということもきっちり伝わり、尚且つ生放送の中でもしっかりと魅せる舞台が仕上がります。」

「紡ちゃんも喜びます!では最後にSNSに上げる動画を撮りましょう!明日の宣伝です!」

「Oh!それはよいです!衣装も着ています。グッドタイミングです!」

今日の就業時間も終わり、明日の生放送を迎えるだけとなった。

prev next
back