その日の夜…
「奏さん、ちょっといいですか…?」
「…?はい……。」
一織は奏を寮の廊下に呼び出し、話をし始めた。
「最近いい事ありましたか?」
「えっ!?」
「ありましたね?」
「っ!……ありました。」
「逢坂さんですね?」
「何で知ってっ…!うっ!」
「急いで口塞いでも、もう言っちゃってますよ。お付き合い始まったんですか?」
「はい……始まりました。」
「じゃあ、あなたの事もお話されたんですか?」
「………全部はしてないです、まだ怖くて…。」
「…自分の選んだ男性でしょう?話してみてはどうですか?」
「でも言ったことによって…変わってしまったら…きっとあの人は今の私を好いていてくれてて…。」
「じゃあ聞きますけど、万が一逢坂さんも秘密があって、それを知ったからと言ってあなたが逢坂さんに愛想を尽かすことがありますか?」
「ありません!」
「なら一緒ですよ。話してみられてはいかがですか?」
「……考えます。」
「ぜひ前向きに。」
壮五はというと、MEZZO"の関係で仕事があり、環は時間外で働けないため
寮に帰ってきていた。
話していた2人の元にやってきた。
「なー、かなな、いおりん。そーちゃん、久しぶりに元気だった。」
「そうなんですか?」
「そー。もっと元気になってほしいんだけど…なんかないかな?」
「なら、このDVDのダンス覚えてみてはいかがですか?」
「なんだこれ、テ、ウ?…あーなんかそーちゃんが言ってた人。」
「女性ですが、四葉さんに負けないほどのダンスパフォーマンスですよ。」
「ちょっと!一織くん!」
「なんですか?見られたら困るものでもありますか?」
「それはっ!」
「ないですよね?だってこれは…テウのDVDです。」
「っ…!」
「おおおおおお!すげええ!なんだこいつ!めっちゃかっけー!」
さっそく見始めた環はリビングルームで踊り始めた。
「いおりん!これ覚えたらそーちゃんもっと元気なる!?」
「元気どころか発狂するでしょうね。」
「……Lamb.」
「かななこれ知ってんの!?」
「……知ってるよ。その子が一番好きな曲なんだってさ。言ってたよ歌番組で昔。」
「そーなのか、だから楽しそうなんだな!」
−−−−
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−−
−
こんな寂しい世界からいつか
きっと私を見つけて
戸惑いも消して連れだしてよbaby
tell me
show me
give me love&true
連れ出してくれる?
本当の事を言っても
あなたなら…大丈夫、よね?
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