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「だから今まで黙ってました……本当の事を言えば、また何か失いそうで怖かった……せっかく大切な仲間ができたんです!……気づかれてしまった場合には口を開かないようにと内緒にしてもらっていました…すみませんでした。」
涙を流しながら話す奏を見て、奏の頭を撫でながら抱きしめた壮五は微笑みながら涙を流した。
「よく話せたね…偉いよ。今までつらかったんだね、気づけなくてごめんね…。」
「壮五悪くないのに…なんで泣いてるんですか?」
「少し、自分に重ねてたから…。」
「ズビッ…!かなな…!プリン食う?」
「お前の慰め方はなんでいつもプリンなんだよ!……びっくりはしたけど、俺は嬉しいよ、奏がちゃんと話してくれて。」
「そうだな。自分の事は棚に上げてるって言ってたけど…その時感じなかった思いが今の奏にはあるんだから、それでいいじゃないか。」
「環ぃ…俺がプリン貰ってもいい?」
「なんでりっくんまで泣いてんだよ!」
「環も泣いてるだろ!?」
「ですが…今後、どうされますか?幸いにもコーチが高校時代に兆奏とテウが同一人物であるという情報は流れ出ていません。ですが今回動いたことによってパパラッチが動き出すかもしれません。」
「そのことなんだけど…一織くん。僕も気になってさっきネットニュースを見ていたんだ。だけど……報道内容が上がった瞬間に消されているんだ。」
「どういうことですか!?逢坂さん!」
「何か……圧力が掛けられているように……。」
「……だけど、このままだと、八乙女事務所は面白くないでしょうね。今回の生放送にはTRIGGERは呼ばれてなかったし、それに……自分で言うのも恥ずかしいけど、テウの効果で多少ほどまたMEZZO"の記事が書かれた……徹底的に私を探し出すと思う。」
「なるほど、タマとソウの引き抜きに失敗したことでウチへの敵対心は燃えてるだろうからな。」
「となると、人間を探し出すより簡単な楽曲、衣装の権利を買い取るでしょうね、岡崎事務所から。」
「岡崎事務所にまだ、権利は置いたままなのかい?奏。」
「うん。私も一織くんの言う通り、先に権利獲得をしてから受け入れ態勢を整えると思うの…だと思ったから、今日岡崎社長には権利回収の依頼はしてる。」
「「「「おー!」」」」
「お姉さん、仕事早いね…!」
「それに、今日ドタキャンしたアイドルはツクモプロらしいから……あそこの事務所も何するかわかったもんじゃない……。」
「そんなに危ないことだったのに、かなな……ありがとう。」
「環くん…。」
「俺たち7人で出れて楽しかったからさ!」
「ですが、権利買い取りってものすごい金額ですよ!?」
「大丈夫!印税分は割引って言ってくれたから!」
「そんな割引聞いたことねえよ…。」
「残りの心配ごとは、壮五と私の事です。」
「「「「「「「あ。」」」」」」」
「そーだよそーちゃん!俺たちアイドルなのに!」
「恋愛禁止なんてルール、うちの事務所にはなかったもんなーソウ!」
「え、あっ、あのぉ…!」
「一番真面目そうでちゃっかりしてんなー壮五は。」
「仕方ないのです……。素敵なladyの前では甘い言葉も囁きたくなるものです、ですね?ソウゴ。」
「そっ、そそそそそ壮五さんお幸せに!寿なんちゃらですよね!?」
「陸くん、僕やめないよ!?」
「私も禁止とまでは言いませんが…コーチの言う通り、情報が漏れださないという確実性はありません。」
「その時が来ないことには私も何も対処できないのです。下手に今動いて報道されるのも避けたいところです。」
「そりゃろうだな。」
「奏がテウだという報道を止めている圧力の原因がわかれば、そこにお願いするっていうのもありなんじゃねーの?」
「兄さん……天才ですか!?」
「……なんとなく察してはいるんだけどね…。」
「え?」
「いや、なんでもないです。もうちょっと私が大人になったら確かめに行きます。」
「うんじゅー年後とか?」
「ううん、精神的に!」
「では、いいですか?みなさん、くれぐれもコーチがテウであることと、逢坂さんの彼女であることはトップシークレットです!」
「みんな、私たちに別れろとか言わないの…?」
「言うわけねえだろ……そら少しお兄さん悔しいけど。」
「え?」
「寮の中に一組カップルあるのは少し悔しいよなー!でも、お前たちならなんか大丈夫な気がする!」
「そーちゃんが我慢しないの珍しいから、おれもいいよ。」
「奏……ソウゴと合わなくなったら、いつでもワタシ待ってます…。」
「壮五さんと奏さんなら、俺も大丈夫だと思います!すっごくお似合いですよ!」
「何この優しい世界…っ、みんなありがとう!」
「みんな……気を遣わせてしまってごめん…。」
「いーんだよ、頑張り屋のソウにはこれくらいないと、爆発するからな。」
「それではみなさん、くれぐれもよろしく頼みますよ!」
「「「「「「おうっ!」」」」」」
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