賑やかなダイニングの扉の前では
紡と奏が、はははと笑いながら
部屋に入るタイミングを見ていた。
「紡ちゃん…入ろっか。」
「そ、そうですね!では!」
みなさーん!お待たせしました!と元気よく部屋に入る紡の後ろに
続いて、奏もゆっくり進んだ。
「お腹すきましたよね!みなさんお待たせしました。社長から少しお話があったように、今日から私ともう一人マネージャーが増えます!今日はその歓迎会です。」
「初めまして!兆奏と申します。歳は20歳です!皆さんが楽しく歌って踊れるように紡さんとマネージメントしていきますのでよろしくお願いいたします。」
そういうと、丁寧にきれいなお辞儀をした。
顔をあげると、みんなにっこりと笑って
それぞれのペースで「よろしく」とあいさつをしているのがわかり
第一段階のあいさつは受け入れてもらえたようで、奏は安心した。
「じゃあ席は…奏さん!あの奥の席が成人されてる方のところなのであちらに!」
「あ、はい!ではおじゃましますね。」
奥まで歩くと、壮五が椅子を引き
どうぞと自分の隣に席を作った。
「ありがとうございます!失礼しますね。」
「どうぞ!…あ、みんな自己紹介したほうがいいんじゃないかな?」
「そうだな!じゃあ順番に挨拶すっか!…イチ!」
大和が席が遠い一織に声をかけると
はい、と落ち着いた返事をして椅子から立った。
「和泉一織、17歳。よろしくお願いいたします。」
「んで、俺が二階堂大和だ!22歳でグループの中では一番年上。一応リーダー!よろしくな!」
「和泉三月!21歳で一番最初に自己紹介した一織の兄!よろしく!」
「四葉環、いおりんと一緒の学校行ってる。王様プリンが好き!よろしくな、かなな!」
「ああ…また勝手にあだ名を…。僕は逢坂壮五です。わからない事があったらなんでも頼ってね!同い年だよ、よろしくね。」
「六弥ナギです!美しいladyに出会えて光栄です。nineteenth!」
「七瀬陸です!今日からよろしくね!マネージャー!…あ、でもマネージャーだとかぶっちゃうな…奏さんって呼ぶね!」
よろしくお願いします!と自己紹介が終わった後。
小声で壮五が「陸くんは、18歳だよ」と補足をした。
じゃあみんな!久しぶりのお寿司だ!
次こそ本当に半年後になっちゃうから
味わって食べなさい!と社長の話のあと
未成年組の座る席は戦場と化した。
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