ラーメン屋の帰り道……

社長に謝っても、許してもらえるか…と
みんな不安そうだった。

「結構怒ってたからなー…。」

「そんなにですか!?」

「結構本気で、マジやばかったぁ…。」

「シャチョーさん、歌を大事にしてくれています。今のワタシたち、歌う資格がない。そう思って、解散と言ったのでしょう。」

「IDOLiSH7の曲…。」

「あの曲の作りても、結局謎のままですね…。」

「……。」

「どうしたのナギくん?」

「今まで黙っていましたが、ある秘密をお話します。」

「秘密…?」

「ワタシ、ワタシたちの歌の、作曲家知ってます。」

「そうなのか!?いつ社長に教えてもらったんだ?」

「教えてもらっていません。IDOLiSH7の曲、小鳥遊事務所に内緒で送ったの、ワタシです。」

みんな驚きを隠せないでいた。

「すげーな!ナギっちが作曲したのか!」

「ノー。ワタシの知り合い…。年上の友人が作りました。」

どうやらその友人は、ある人物にずっと曲を書き続けていたが
その人物がいなくなってしまったという…。
曲を作りながら人を探しているときに、ナギの国に来たのだという。

「友人の名前は、サクラハルキ。」

「桜春樹って、まさか…。」

「ゼロの曲を作っていた…!?」

「イエス、奏…。」

どうやら、桜春樹は滞在中に病にかかったようだ。
迷惑をかけるからと、置手紙と曲を残してナギの元から
いなくなったらしい。

「手紙には、この曲を大切に歌ってくれる人に渡してほしいと、書いてありました。ハルキ日本人です。ゼロみたいな日本のアイドルに、歌ってほしいと思いました。でも日本にゼロみたいなアイドルいませんでした。だから…。ハルキが誉めていたシャチョーさんに、黙って曲を送りました。」

「お父さんを誉めていた…?」

「人と歌を大切にするって。贈った後で、シャチョーさんの顔見たくなって、日本来ました。そしたら、いきなりシャチョーさんにスカウトされました。」

「ボスのスカウト、すげーいきなりだったもんな。」

「なんとなく運命感じました。それで、シャチョーさんの誘いを受けてアイドルになったんです。」

「じゃあ……。社長もまだ知らないのか。ナギくんが曲を贈ったって…。」

「それでも、あの曲…。レッスン譜を読んだ私でも、もしかしたらって思ってたから……社長は春樹さんの曲だって気づいてるかも…。」

「イエス。ハルキの歌、ちゃんと大事に歌うこと…。精一杯、シャチョーさんに伝えたら、許してくれます。きっと…。」

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