01 お久しぶりです
和泉一織です。
本日は、小鳥遊事務所のアイドリッシュ7、MEZZO"のレッスンコーチ兼MEZZO"マネージャー兼事務員の怒涛の1日を観察いたしましたので
ご報告させていただきます。
まず、名前は兆奏さん
年齢は20歳
大学には首席入学とのことでしたので
かなり頭脳明晰な方です
ですが、結構おっとりされてる方です
普段は。
仕事になると人が変わったようにしっかりされます。
小鳥遊マネージャーも看過されてるのでしょうか?
よい相乗効果で成長されていらっしゃいます。
元アイドル
しかもあの伝説の歌姫テウ。
知った時は衝撃でしたよ。
まさかあんな大物が、一緒の寮に住んでるんですから。
ですが、奏さんはこれといって
ご自身の過去を鼻にかけることはされません。
ごくごく普通の20歳女性
謙虚な方です。
朝5時
私たちのお弁当を作りに起床されます。
前日忙しかったり、MEZZO"の遠征にご同行の際は
当番の方が作ってくださいます。
実に綺麗なお弁当です。
卵焼きは黄金色
栄養も考えて野菜もしっかり入れてくださいます。
あの野菜嫌いな四葉さんに、どうか食べてほしい…という心まで伝わってきます。
出勤は8時
事務所まではほんの数分といったところですので
ものすごく急がれることはありません。
出勤までに
食器洗い、洗濯、できる限りのお掃除をされています。
レッスンがある日にはレッスン。
MEZZO"の2人に合わせての日もあるので
優先順位で決められます。
何事もなければ帰ってこられるのが
夜の7時
早い時には4時にはいらっしゃいます。
遅い日で次の日の朝です。
ここまで調べて私が何を言いたいかというと……。
「……奏さん、ちょっと…。」
「はい?一織くん、どうされました?」
「ちょっと顔、見せてください。」
「えぇ!?」
ほらやっぱり、クマできてますよ。
肌も荒れ始めてる
「はぁ……あなた女性ですよね?」
「そんなまじまじと顔見ないとわからないですか!?」
「いえ……。これ良かったら差し上げます。」
「え……ホットアイマスク…?」
「ラベンダーの香りらしいですよ。ファンからの頂き物ですが、どうぞ。あと3箱もあるんです。」
嘘です。3箱もないですし
頂き物でもありません。
「い、いいんですか!?でも一織くんにって…。」
「貰った私があとの事はきめていいと思います。返されても困りますから。」
「……じゃあ、いただきますね?ありがとうございます!」
「いえ…。」
「じゃあこれ…!大したものじゃないんですけど…。お礼に。」
「……黒猫のキーホルダー…?なんで。」
「一織くん、よく猫ちゃんのお洋服着てるから、好きなのかなーって。見つけた時につい買っちゃって…。」
「べ、別に好きだなんてことはないですが!せっかくなのでいただきます。」
「よかった!」
これからも、その笑顔でいてください。
奏さんが笑っていると元気になれるんです。
兄さんはいますが
姉さんがもしいたのならば……
奏さんのような人を、私は希望しますよ。
一生懸命な方は大好きですから。
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