ネームつき

「癒し手」
海から愛される一族の末裔。世界にただふたりのアダムとイヴ――の、イヴ。
肉体は実質的に不滅であり、命を捧げた後はどこからともなく海を漂流し、ふたたび世界に現れる。
彼女(あるいは彼)が収められている棺は白色の花で埋め尽くされ、その体は繊細なレースや宝飾品で飾られている。
麦わらの少年に海に連れ出してもらった少女は満足し海へ還り。肉体を同じくする「彼女」は、赤子のような瞳で世界を巡る。傍らには、海へ還っても共にある、もうひとりの彼女も。
「彼女」は識っている。
生まれてはじめて見た「ヒト」の流した涙が、自分のためであったことを。
泣いてもらえることが――「わたしたち」はとても嬉しかったことを。

海賊狩り:ファクト
男装の麗人。あるいは何者にもなれないままの少女。
ファクトは偽名。由来は三等星「はと座アルファ星」より。
けして唯一無二にはなれない。けれど――けれど、それらの中では何よりも輝いている。

探検者
転生者。あるいは弟たちのために世界に反旗を翻すことを決めた「姉」。
消えることのない痛みを背負い、「覚悟」を決めた少女は深淵へと。海賊にも海軍にも革命軍にも属すことはない。彼女はただ、「姉」としてすべきことをする。――命を懸けて。

深紅の乙女
赤髪のうつくしい乙女。令嬢のようなワンピースドレスを身にまとい、自由気ままに空を駆る。
その顔立ちは新世界にかつてあったとある一族の最後の末裔である母親に似ており、髪色は父親譲り。
何者にも縛られることを嫌うが、現在は愛する母の遺言に従い、ルートを定めた旅をしている。


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