じんゆめ2
これはまずい。
視て一番に思ったのはそれだった。
「ちょっとおいで」
「は、あの、えっ?」
オペレーターの制服に身を包む彼女を連れて、向かうはとっておきの人気の無い場所。休憩所の中でも人通りがほぼ無くて置かれている自販機が置物状態になっているそこは、俺にとって最高の仮眠場所だった。
そこに彼女――#名前#を座らせ、隣に自分も座る。ふう、と息を吐くと「どうしたんですか?」と戸惑い気味に#名前#が訊いた。
「ちょっと、気になる未来が視えてさ」
「……私の、ですか?」
「そう。これはちょっと看過できないものだったから」
「それは、どんな?」
「……#名前#が、お兄さんに犯されてるところ」
ヒュッと息を飲む音が聞こえる。
#名前#のお兄さんは三門大に通っていて、そのルックスでそれなりに有名だ。そのエキセントリックともいえる性格も、偏質的な愛を唯一注ぐのが妹である#名前#ということも。
#名前#は霜月の友人で、彼女の誘いでボーダーに入隊した少女だ。歳の割に女らしい体が特徴的なオペレーター。