朽ち果てる
絶望の淵で呪術師根絶やしにするウーマンにジョブチェンジした薄幸の女呪術師の話。
枯葉(かれは)
左目を前髪で隠したグラデーションがかった髪色の女性。
年齢は25辺り。派手な色に染まった髪で分かりにくくなっているが、顔立ちは幼い印象が強く、術式・あるいは精神的なストレスが肉体に多少影響を及ぼしていると思われる。
術式:「絶」拒絶する、絶やすなど攻撃的かつ汎用性の高い能力。
武器はネイルガン。呪力を込めて釘を弾丸のように放つことで近距離〜遠距離までカバーすることができる。
また呪力操作や結界術にも長け、空気感染のように薄く呪力を拡散して術式を使う際のマーキングを施してあるなどなにかと殺意が高い。技巧派。
もともとは非術師の生まれ。十二歳の頃に何も知らない親に『善意で』呪術師に売られ、孕み袋として強姦される。同じく被害者の少女たちと支え合い耐えていたが、望まない妊娠をするかもしれないという精神的ストレスと純粋な命の危機に能力が発現。
その術式が暴発したことで、その家の呪術師はもれなく発狂し、事態が発覚。
この家は五条の遠縁だったこともあり、事態を知り駆けつけた五条悟に生き残っていた少女たちは保護される。
保護された子どもは全員女児で、男は居なかった。
後に自分が売られた理由がかつての『特級呪霊顕現事件』の再現をするためだと知り、女に対する非道な扱い、呪力を持たないというだけで人以下の扱いを受ける現状にカルチャーショックを受けると共に、呪術界への怒りを募らせる。
そして彼女は名前を捨て、呪術界と腐った上層部へ怨嗟と憎悪を煮詰め、ただただ腐った世界を壊すために尽力する人生を歩み始める。
ただ殺すのでは呪詛師認定されるのと人を殺すのは本意ではない(汚らしいものに手を汚したくない)ため、その術式を使い呪術師にとっての実質的な死――術式の断絶と精子の廃絶の術を確立させたことで、血統主義である呪術界を恐怖に陥れた。
殺してないのでセーフ。
その能力は五条悟とは別ベクトルの最恐と言わしめるほどのものだが、実は素のスペックはさほど高くはない。
彼女をここまで強くさせたのは、ひとえに腐った呪術師への憎悪と腐った風潮への怒りありき。つまり呪術界の自業自得。薮をつついたら猛毒の蛇が出た。
知ってか知らずか彼女の地雷を踏んだ五条の種も一度絶やしたことがあり、それ以来五条は枯葉を敵に回さないよう気をつけてるとかなんとか。
五条の無下限術式を実質無効化することができるため、過去に地雷を踏まれた際、発狂し暴走状態となり、マウントを取ってボコボコにしたらしい。五条もさすがに反省したらしい。
もともとは家族に愛され、家族を愛し育った心優しい普通の少女。
それを復讐と怨嗟に染め上げたのは間違いなく呪術界の罪、そして無知なまま地獄へと娘を売った家族の罪。
家入に懐いており、たぶん肉体関係がある。
万が一彼女の尊厳を踏み躙ろうものならその時点で呪術界は詰む。どちらにせよ呪術界は最終的に詰む仕様。
女子供には優しく、一般人や補助監督にも優しいので補助監督からは大人気。
後に「虎杖の体内に吸収された両面宿儺の指」を絶やしたさせたことで、虎杖の体内にある状態ならば特級呪物である宿儺の指を排除出来ることが判明。
さすがにこれは五条も唖然となった。(正直そこまで力があると思ってなかった)
彼女は「たとえ虎杖が何者であろうと」「虎杖悠仁を人間として扱い」、彼を人間として死なせる――あるいは死刑以外の選択肢のある未来を差し出すことを約束する。
さすがにこの事態には宿儺にとってもヤベー女認定されており(実際取り込んだ指を消されたため)、復活した際には速攻で殺すつもり。
枯葉から見て宿儺はただの死体にこびり付いたカス程度にしか思ってないのと所詮元は人間やろがいというスタンス。一番怖いのは人間。
絶やした相手の呪力を自分の呪力に変換し放出できる。ただ特級呪霊である宿儺の指を潰した際に得た呪力は体にヒビのようなアザを浮かび上がらせるほど濃度が高かった。
渋谷事変においては呪詛師の討伐・呪霊の祓霊・後輩たちの保護を主にし、五条悟封印の際は「〇ッパがピー〇姫になってんじゃねーよ!!!」とさすがにキレた。
宿儺対魔虚羅の際は宿儺が一帯をクレーターにしかけた直前で姿を現し、溜め込んでいた呪力と宿儺が放出した呪力を取り込みそのまま自身の呪力に「変換」、一般人を守るため攻撃を拒絶する結界を即座に編み出した。
結果として五条は連れさらわれることとなるが、原作よりも死者の数――宿儺による鏖殺の被害者は格段に減っており、虎杖の精神的負担をギリギリまで軽減した。
魔虚羅を宿儺に相手取らせ、終わった直後に宿儺を仕留めるなど、必要とあらば最適の手段として泳がせることもある。仕事人。
これによって宿儺の指五本が消滅し、全ての指を取り込んだとしても完全な復活は不可能となる。
思想的には九十九寄りだが、呪術師そのものが無くなる、必要ないとされる未来がほしい。それか腐った奴ら全員を道連れにして地獄へ堕ちる覚悟をキメている。ある意味破滅願望。
実力は特級並とされるが、本人がその座を蹴り一級として国内の後ろ暗い呪術師にプレッシャーをかけているため、やべーことしてる家は冷や汗が止まらない。おうぶっ殺すぞ。
事変後は特級術師に昇格するものの、一人で防波堤をしていた五条や生徒のため尽力していた夜蛾に上層部が罪を着せたことで完全に呪術界を見限る。
裏で動いていた協力者たちの手も借り、速やかに家入や負傷した生徒たちの保護をし、呪術界を壊滅させるために動き出す。
枯葉派閥の術師・補助監督はそれなりの人数存在し、上層部や五条たちの知らないところでネットワークが構築されている。ケツモチとして星見家がバックアップ・スポンサーとなっており、これにより呪術界の壊滅はほぼ確実となる。