ナオトの娘は監督生
橘ユウ(仮名)
黒髪のショートヘアーをした、中性的な容姿の少女。
橘直人の娘。歳の離れた弟がいる。
ある朝、学校へ行こうと支度をしていたところ、家のリビングに置いてあった姿見に一瞬馬車のようなものを見る。そして視界は暗転し――ツイステッドワンダーランドに召喚されることに。
召喚された時点で学校の制服を着ていたこともあり、全校生徒に女性であることは知られている。
性を感じさせない無味無臭――どこか無機質な性格。一人称は私。淡白でグリムに対してもわりとドライな一面を見せる。最低限の倫理観を教えるため親のように接していることもあってか、原作のグリムよりこのグリムは利口。イソギンチャクにならないタイプのグリム。
母方の性質で「二重人格」になりやすい体質。実は召喚された時点で本来の少女は発狂。そこで防衛意識として生まれたのが「ユウ」である。
ゆえに生徒の誰も本来の「ユウ」という少女のことを知らない。知っているのは時折表層人格に現れる際に会う確率の高い同寮のグリムやゴーストたちと、夜にだけ会えるふしぎな男の子だけ。ツノ太郎と呼んでいる。
なお現在の主人格である「ユウ」は自我が芽生えて間もない状態。実質赤子のようなもの。
そんな相手に助けられたこと、また本来の「ユウ」が発狂しているという事実を知ったNRCは阿鼻叫喚の地獄絵図に陥る未来が確定している。一応ワンダーランドなので。
一方、元の世界では突然失踪した娘を探して警察官の父親や伯父、その仲間である大人たちが裏も表も関係なく探し回るという状態になっていた。
そして目撃者である幼い息子の言葉を聞いた直人は仕事で連絡先を得た星見家にコンタクトを取り、エージェントとして「枯葉」と名乗る女性が派遣される。
枯葉は家の姿見を見てすぐさまそれを封鎖。星見に連絡を取り、事態は「神隠し」案件であると動き出す――。
この後ツイステ側に召喚の授業で枯葉が召喚されて「繋がり」を作り、ユウはオーバーブロット案件を乗り越えて帰還。
娘に第二人格が現れてることで、どんな環境だったか分かってしまった大人たちがSAN値チェックに入る。
栄養失調に近かったことで即入院。この件によって呪霊が視認できるようになってしまう。
地味にSAN値が減ってるので有事の際は兄の「ユウ」が表層人格にたびたび現れてはリミッターの外れた身体能力を見せる。
仲良しなのは武道おじちゃんとか千冬とか。この時空はタケミっちがスゲー頑張ったのと不確定要素(ユウの母など)(視点を変えればイレギュラーな、夢主と思われる存在)によってハピエングランドルートを迎えた世界線。
伯父と父親はタイムリープ、母親は二重人格とわりと濃ゆい面々に囲まれている。
帰還の際、「ユウ」を気に入りたびたび愛でていたディアソムニア寮のとある妖精族が移住目的で一緒にやって来たので、帰還直後はちょっと修羅場りかけた。
具体的にいうと明らかに異形な美形の登場に伯父さんがぶっ倒れかけ、心配で来てた昔ヤンチャだったおにーさんたちが殺意をチラつかせ、ママは「あらあら」と微笑み、パパは娘をキャッチしてけして離さなかった。
そしてさらりとこの世界にも魔法が存在することが判明する。
このときで渋谷事変前。
「移住者」
ディアソムニア寮の三年生。マレウスの護衛兼教育係の一人で、リリアとは旧知の友。
その姿は茨の紋様のタトゥーが身体中にある、雪のように白い肌、金色の瞳をした、深緑のロングヘアーを編み込んで結っている美青年。妖精族で、年齢はリリアと近い。
「ユウ」を一目見て無垢なる赤子の気配を察知。人格が生まれたばかりだと気づく。
その後はたびたびオンボロ寮に現れては差し入れや寮内の修繕など甲斐甲斐しく世話を焼いている。
妖精だしそれなりに歪んだ部分はあるけど、なによりも父性がビンビンに働きすぎてそれどころじゃねえ状態。
彼やマレウス伝いで「ユウ」の状態をディアソムニア寮全体が把握しているため、生まれたての赤子の養育してる感じで接していた。つまりそこそこ過保護だった。
「ユウ」も彼には心を開いており、帰還の際共に来てくれることが嬉しかったほど。