キリク えちち
「――なまえ」
キリクの手がなまえの頬に触れる。目は口ほどに物を言うとはよく言ったものだ。なまえには彼が何をしたいかなんてすぐに分かった。ずっと好きだった相手の気持ちであるなら、尚のこと。
「いいよ」
◇
「……っふ、あっ、ああっ」
男の骨ばった長い指が少女の腟内を掻き回している。部屋の中に聞こえるのは、なまえの喘ぎ声と男の指が無遠慮に乙女の敏感なところに無体をする音だけ。
「あっ、あんっ」
キリクはセックスをするとき、前戯がいつも丁寧だ。
それは別に悪いことではないし、なまえも痛いのはもう散々だと思うほどに嫌いなので別に構わないのだが――しかし。
「んッ、あ、あ、き、キリク、さっ」
「可愛らしいよ、なまえ」
暗闇の中、彼の輪郭を求めて手を伸ばす。うろうろと彷徨う手をキリクの空いていた手が握りしめ、なまえは僅かな温かさに泣きそうな顔で笑った。
「〜〜も、い、いからっ、ひんっ、いっちゃ、イッちゃうからぁっ」
「一度イった方が負担は少ないだろう」
「だ、だいじょぶだからっ、おねが、きてぇ」
彼はいつも、なまえを指で一度イかせないと自身の楔を入れることをしない。
優しくされるのも大切にされるのも嬉しい。だかこれは度が過ぎるだろうとなまえは思う。
「おねが、おねがいだからぁっ」
「……分かった」
握られた手に縋るように力を込めて、半分泣きそうな声で必死におねだりをする。そうしてやっと、キリクはなまえの腟内に入れていた指をずるりと引き抜いた。
その感覚で腹の奥がきゅうと締まるが、それはなまえにしかわからないことだ。平気な顔を取り繕って、なまえは離れた手に名残惜しげな目線を送る。
そしてどちゅんっ、とペニスがなまえの膣を穿った。
「は、っ……」
「〜〜〜ッ、はい、ったぁ」
ほう、と満足げに息を吐き出したなまえの眦に口付ける。
少女の胎の中は、何度入れても慣れることはできない。圧倒的な快楽に意識が奪われそうになる。最奥まで到達した時の充足感、限界まで入ったことに悶える可愛い女の子の姿で、理性の壁は容易に崩れていくのだ。
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