*空想アリア様より、「恋人と答える質問20題」
*恋人という設定で答えていますので、でろでろに甘いです。


01. お二人のお名前を教えてください

「スレイっていいます」
「ナマエよ」

02. ちなみに今のお二人の関係はどこまでいっていますか?
 
「どこまで……?」
「青春してるのか、それとも大人な関係になってるのかってことよ(くすくす)」
「大人な関係!?いや、そこまではいってないよ!」
「お互い厄介な制約があるから……まあ、よく手は繋いだりするわよね」
「確かに。ナマエと手を繋ぐとすごく落ち着くんだよな」
「本当?それは良かった」

03. パートナーのいい所は何ですか?

「全部!……って言いたいところだけど、強いて言うなら周りをよく見てるところかな。オレだけじゃなくて、みんなも助けられてるって言ってるし」
「そう言ってもらえて嬉しいわ。私は、ちゃんと考えて、意志を持って自分の道を進もうとしてるところかしら。誰にでもできることではないもの」
 
04. 逆にここは直した方がいいんじゃないかって所はありますか?
 
「スレイはもうちょっとわがままになっていいと思うけれど」
「それを言うならナマエもでしょ。オレたちも頼りきりになってるのが悪いんだけど、もっと甘えていいと思う」
「あら、これでも結構甘えてる方よ?」
「いいや、まだ無理してる。ロゼも言ってたけどさ、常に大人でいようとしなくていいし……オレはもっと頼ってほしいな」
「……そうね。じゃあこれからはもっと甘えちゃおうかしら!」
「うん、待ってる!」

05. パートナーのどこが好きですか?

「優しくて辛い時はいつも欲しい言葉をくれたり、そっと寄り添ってくれたりするところかな。あ、あと遺跡語りしても嫌な顔一つしないとこも!」
「優しくてお人好しで、ちょっと融通のきかない頑固なところもあるけれど好きなことに夢中になれるところね。あと、笑顔がとっても素敵なところかしら」
「へへっ!ナマエの本を読んでるときの顔も好きだよ。すごい綺麗なんだ」
「っ!あ、ありがとう……」

06. 出会ったときの第一印象はどうでしたか?

「泥棒にしては無防備すぎないと思ったわね」
「確か、気づいたらナマエの部屋にいたからな……オレは、きちんとした人だなって思ったよ。ちゃんと話を聞いてくれたし。あ、でも無防備といえばナマエもだろ」
「そう?私あなたから武器を預かったうえ、傘も掴んでたのよ」
「えっそうなの?」
「気休め程度だけどね。ま、杞憂だったから良かったけど」

07. お相手は今のパートナーが初めてですか?それとも百戦錬磨ですか?

「オレはもちろん初めてだよ、初恋もね」
「……」
「ナマエ? 正直に言ってもらって大丈夫だよ、ナマエみたいな人にいなかったわけないだろうし」
「……そうね、隠し事はしたくないから。スレイで3人目よ。一人は中学、一人は高校で……卒業してからは色恋やってる暇なんてなかったわ」
「話してくれてありがとう。その、初めてでわかんないことだらけだから色々教えて欲しい」
「私も大した経験はないわよ?……そうね、ゆっくり知っていきましょ」

08. 告白したのはどちらが先ですか?

「オレだよ」
「見事なまでのド直球でさすがにびっくりしたけどね」
「仕方ないだろ、上手い言い回しも知らなかったし……あのときは、伝えないと後悔するって思ってたから」
「まっすぐでスレイらしいなとは思ったわ。だから私も、自分の気持ちと向き合って応えようと思ったの」

09. では好きになったのはどちらが先ですか?

「どっちかしらね……私は気づいたらだったし」
「オレも気づいたら、だからなぁ……あ、下の質問に答えたらわかるんじゃないか?」

10. 気持ちに気付いたのはいつでしたか?またその時の心境は?

「こっちに戻ってくるときに『離れたくない』とは思ったかな。ナマエがこっちに来た時は本当に嬉しかったし……そうだ、ナマエがミクリオと特訓を始めたって聞いたときにモヤモヤしたのは覚えてる。はっきり好きだって自覚したのは、みんなに言われてからだよ。これが『好き』ってことなんだって」
「なんせ私が『初恋』だったものね?」
「あーあーそうだよ。ナマエはどうなのさ」
「……私は、私もあなたが帰ったあととっても寂しかったわ。それで、ここに来て一緒に住んで、スレイが導師になって。私はただ御子として支えなきゃって思ってた。けど……自分の中にそれ以上の感情があることに気づいたの。気付けば目で追ってたし恥ずかしい話、アリーシャやロゼに嫉妬したこともあったわ。ヤキモチ妬いたあたりから私はスレイが好きなんだってわかっちゃったの」
「そうなると、ナマエの方が先ってことになるよな」
「そうね。じゃあ前の質問は私が先だったとして……気づいた時の心境はどうだった?」
「うーん……これが『好き』って気持ちなのかって分かって、嬉しかった。でも、恋とか好きとかあったかくて幸せな分、嫉妬や独占欲みたいな負の感情がまとわりついてくるんだなって」
「私はまさか年下の、それも未成年の子に惚れちゃうなんてって思っちゃった。私の世界じゃ本の中の話だし、実際手を出したら犯罪だもの。だから、無意識に自分の気持ちを抑えてただ傍にいられればいいって思うようにしてたのかもしれないわ」
「ほんと、ナマエって気持ち隠すの上手かったよな。誰にでも優しくしてるからオレは気が気じゃなかったよ」
「ふふ。そこは生きてる年数と経験の差、かしら」
「ちぇー」


後編につづく!