花京院は博識でした。
後半、謎の女体化話が出てきているので注意です。―*―以下にありますので苦手な方はそこでプラウザバックして頂いても話の流れ的には全く問題ありません。
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ジョースターさん御用達の中華専門店に訪れみんなでメニュー表を開きながらこれからの進路を話し合う。ぶっちゃけこんな無計画というか、なんというかこう言ったサバイバル系等は前世でも体験したことがないので早々に白旗を上げて、人生経験の豊富な二人組に任せる。せめてと思い何か食べ物を注文しようと思うがさすが香港全部中国語訳分からん。
個人的に論文読んだりするためにドイツ語とかは勉強したんだけどお隣の国中国は勉強しなかったんだよなー。花京院になって、いろんな国に訪れる様になったは良いのだけれど、こういうのは基本両親に任せてガイドブックとかに載ってる豆知識的な言葉や仕草しか頭に残っていない。
僕はふぅと軽くため息を吐きメニューを置く。ふと何気なしに空条さんが茶壷でお茶を入れているのが目に映る。ガタイの良い空条さんが茶壷を片手に持っていると何だかミニチュアみたいにみえてしまう。そんな微笑ましい様子に笑みを浮かべていれば空条さんがきょとんとした顔をこちらに向ける。いけない、その様子が可愛くてみていたと言ったら何を仕出かすか分かったのもではない。
少し引きっってしまった顔をなんとか保たせ茶壷の蓋をずらす。
「天明それは?(俺の嫁がこんなに可愛い)」
「あぁ空条さん、これはね、中国での『お茶のお代わりが欲しい』というサインなんですよ?」
短いチャイナ服に深いスリットの入った女性の店員が茶壷にお茶を継ぎ足す。その様子を見ながら僕は少し口角を上げて机を二回指で叩く。
「そしてこれが『ありがとう 』のサイン」
「ほう、(俺の嫁が博識すぎて辛い)」
小さな会釈を返し去っていく店員さんを見送っているとぐいっと顔を掴まれる。いたた、君あっちの界隈ではゴリラとか言われてるんだから握力考えてくれってあてててごめんごめんって今僕声出してた?聞こえちゃった?え?愛の力?嘘だろ空条さん。
「空条さん、いきなり何を…」
「お前はさっきのアマみてぇなのがいいのか?」
「え、いえ別に僕の好みは大和撫子です。」
「そうか…」
どうして空条さんは頬を赤く染めるんでしょうね?君は別に大和撫子じゃないでしょうに。逆に君は何所のやーさんだい?って尋ねられるような容姿だからな?くっそ、それでもイケメンとか、ただしイケメンに限るが使えるヤツは腹立たしい。
ぎりぃと下唇を噛み締めていれば「すみませーん」と軽い調子で声が掛けられる。なんだこの明らかに軽そうな男は、じろりと視線を向ければなんとそこには電柱がって違うポ、ポルポル君?がいた。
「私、旅の者なんですがなんですが、御同伴しても宜しいですか?」
「こんな流暢な日本語喋るヤツが中国語を勉強していないわけが無いじゃないですか。自分で頼んで下さい。」
「いやこれ一応英語って言う設定…」
「貴方ですねぇ!設定って言えばどうにかなると思ってるんですか?!はっ、まさか貴様新手のスタンド使いか?!」
「えっ?!ちょ!?」
「なるほど新手のスタンド使いか…」
最強セコム、空条さんのおかげでポルナレフは特に活躍の無いまま出番が終了しました。
「ってなれば良かったんですけどね…」
「どうした?天明?」
隣で怪訝そうな顔をする空条さんに首を横に振りなんでも無いと伝える。
僕たちは今タイガーバームガーデンに来ている。あいも変わらず奇っ怪な場所だなと思いながら現在戦闘中のポルナレフとアヴドゥルさんを眺める。
「いつも思っていたんですけど、どうして皆さん本体を狙わないんですかね?本体を狙った方があきらかn「花京院それ以上はいけない」
さっとジョースターさんに言葉を遮られ僕は口を閉ざす。きっとみんなも思ってたことだよね(白目)
そうこうしているうちに、アヴドゥルさんの必殺技『クロスファイヤーハリケーン』が銀の車輪に炸裂する。これで勝負がついたように見えたが事実は違う。あの甲冑に身を守られ銀の車輪は殆どダメージは受けていない。
僕は黙って仰向けに倒れていた銀の車輪を凝視する。僅かにでも動いたら直ぐに対処できるようにだ。
「アヴドゥルの『クロスファイヤーハリケーン』恐るべき威力!
まともに喰らったやつのスタンドはバラバラでしかも溶解して終わりだ…」
「ひでぇやけどだこいつは死んだな。
運が良くて重症だな…いや運が悪けりゃかな…」
「どのみち…3ヶ月は立ち上がれんだろう…スタンドもズタボロで戦闘は不可能!!
さあ!ジョースターさん我々は飛行機に乗れぬ身…エジプトへの旅を急ごうではないか…」
「…」
「どうした?天明」
「いえあいつに完全なるトドメでも刺しておこうかなと…」
法皇の緑を出し、狙いを定める。え?後で仲間になる?邪悪度高い?天明邪悪度とかこの先の展開とかぁ良くわかんなぁい☆
「と言うことで!喰らえ!『エメラルドスプラッシュ』っ!!」
「っ?!あぶねぇ!!貴様!不意打ちとは!!それでもジャパニーズか!?サムライかっ!?」
「残念だが僕はジャパニーズ・ニンジャだ。ニンジャは暗殺・闇討ちお手の物なんだよ」
「oh、貴様はジャパニーズ・ニンジャだったのか…それなら仕方ないな…」
「花京院お前さん、ニンジャだったのか…?」
ざわざわとジョースターさん達がざわめく。目がとてもキラキラしていて嘘だと言うのがとても躊躇われる。ところで空条さんは忍者がもう日本にいないの知ってる癖に「俺の嫁はニンジャだったのか…?」って動揺見せるの止めてくれませんかね?
おい、どういう事だ。苗〇説明しろ状態はやめてくれ。僕はツッコミじゃあないんだボケ担当なんだ。
「花京院!貴様がニンジャだと言うのならば!私の銀の戦車のスピードとどちらが速いか勝負だ!!」
…っあーーーー!!!
―*―
あの後?ちゃんとアヴドゥルさんのクロスファイヤーハリケーンスペシャルでポルポル君を倒しましたよ?
その後ちゃんと空条さんがポルポル君の額から肉の芽を取り出して上げてました。肉の芽を見るのは二回目なんですけど以外とエグイですね。あれが僕の額というか頭にもあったと思うと、DIOに向かってゲロを吐きたい気分ですね。
さて、もう飛行機に乗ることの出来ない僕達は海路を進むべく
SPW財団の皆さんに舟船をチャーターして貰っている。流石に飛行機のチケットとは違い直ぐには用意することが出来ないらしくしばらくの間僕達は香港に足止めされている。
「承太郎」
「空条さん…」
「承太郎!」
「空条さん!!」
「…何をやっとるんじゃ?」
コチラを怪訝な目で眺めるジョースターさんに視線を向ける。
「実は各各云々で、」
「うむ、すまんな花京院。一から説明してくれるかのぅ?」
各各云々が、伝わらない、だと…?!ざわぁとした表情を浮かべていれば口元をへの字にゆがませた空条さんが説明する。
「天明が俺の名前を呼ばねぇから呼ばそうとしていた。」
「なるほどのぉ…確かにわしらの事もファミリーネーム呼びじゃしのぉ…
どうじゃ?花京院!わしのことを『 ジョセフさん』や『おじいちゃん』と呼んでもいいんじゃよ?」
「ジョースターさん」
「語尾にハートマークが付きそうなほど満面の笑みでファミリーネーム呼ばれてしもうたわい!」
ハッハッハっと豪快に笑い僕の頭をかき混ぜるジョースターさん。髪型が乱れる。
「まぁぶっちゃけ、あの忌々しい男を思い出すので花京院には承太郎って呼んでもらいたいというのが本音じゃな。」
「めちゃくちゃ私情ですね。まぁ別に空条さんの事名前で呼んでも構わないのですが、調子に乗りそうじゃあないですか(先輩を呼び捨てってなんだか抵抗があるですよ)。」
「天明、天明本音と建前が逆になってるぜ。」
おーやー天明君ったらうっかりー!(てへぺろ)
「そうです。名前では呼べませんが」
「えっ、」
「冗談ですからそんなこの世の終みたいな顔辞めてください。
僕あだ名呼びの友達とかあまりいない方だったので名前呼びよりあだ名呼びの方が憧れてるんですよね。」
「ん?承太郎のあだ名と言ったら…」
「『JOJO』ですね」
「わしもJOJOじゃな!」
「おや、イン〇ィージ〇ーンズみたいな展開になりますね。この案やめましょう。」
「天明が!名前で!呼べば!!解決だと思うぞ!俺は!!」
「はいはい、解りました。僕的にはクールでかっこいい承太郎先輩が好きなので鼻水出しながらガン泣きするのやめてください。」
「…言葉質はとったぜ天明…結婚しよう。幸せにする。」
ピッと言うボタンを押す音ともにポケットから承太郎先輩は何食わぬ顔をしてボイスレコーダーを取り出す。さっきまで美形が歪むほどのガン泣きしてた人物とは思えないほどの表情である。まさに計画通りと言わんばかりの極悪顔である。
「貴様っ!!謀ったなっ!?」
「じじぃ、ちと早いが紹介するぜ。俺の嫁の花京院天明だ。この旅が終わったら式を上げるつもりだ。」
僕の懇親のボケはスルーですかそうですか。後フラグ健るのやめましょう?何でそんなに綺麗にフラグ建てるの?ジョースターさんも頷かないでください。良いんですか?孫が茨の道突き進んでますけど?大丈夫ですか?
「それに、この世は広いどこかに性転換させるスタンド使いだっているはずだぜ!」
「スタンドで全部を片付けないで下さい!!と言うかスタンドは精神のビジョン!そんな精神持ってる人がこの世にいる分けないでしょう?!」
バーンっと胸を張る承太郎先輩にツッコミを入れていると用事が終わり戻ってきたアヴドゥルさんがジョースターさんからことの次第を聞いている。やめて、まだ結婚しないから!いや、しないけど!言葉の綾ですから!嬉しそうに笑わないで下さい!篭絡してしまいます!!そしてアヴドゥル!その『式には呼んでください』みたいな視線やめろ下さい!!
「ふむ。そういうことでしたか…」
「なんか、そう言う都合の良い感じの二次にしか出てこなさそうなスタンド使いいねぇか?」
「承太郎先輩メタ発言辞めてください」
「わしもひ孫みたいのーなんかいい感じのスタンド使いは居らんか?アヴドゥル」
「待って下さい。居たとしても僕女体化なんてしませんからね?それなんてエロゲー?」
「しないのか?」
「なんでびっくりした顔されるのかわからないんですけど?言い出しっぺの法則で承太郎先輩が女体化してくださいよ。あっちの界隈では承太郎先輩巨乳なんですから。巨乳万歳、貧乳hshs、ハイエロさんで色々したい。」
「俺が女体化したら、お前のその可愛い口と尻穴と息子に色んなものぶち込むけど構わんという事か。」
「すみません今の話無しの方向で。」
「まぁしなくてもぶち込むけどな」
「救いはないのですか?!」
カッと目を見開き承太郎先輩を見れば「大丈夫だ、安心しろ。初めては優しくする」と返された。もうやだおうちかえりたい。
そんなコントを繰り広げていると、アヴドゥルさんが思い出した様に声を出す。
「確か聴いたことがある。この世のどこかに性転換させる能力を持つスタンド使いがいる、と…」
「まじか、アヴドゥル。そのスタンド使いはどこにいやがる?」
「落ち着いてください承太郎先輩。今から探しには行けませんよ?ホリィさん助けにエジプトに行くんですよ?」
アヴドゥルさんの言葉に目をギラギラ光らせる承太郎先輩の肩を掴み踏みとどまらせる。
まさかそんな都合の良いスタンド使いが居るとは…取り敢えず承太郎先輩がアップを始めたのでそのスタンド使いさん逃げて、超逃げて。僕の(両方の意味での)処女の為に逃げてくれ。
「そっ、そもそも戸籍とかどうするつもりですか?!僕が女性になっても、戸籍が男のままなら結婚は出来ませんよ!」
異議あり!!と言わんばかりに承太郎先輩に言葉を叩き付ければ、満面の笑みで返される。
「何の為にSPW財団とジジィがいると思ってるんだ?」
少なくとも僕の戸籍を改編させるためには存在していないと思います丸