ミナコさんから連絡を貰い俺は勇利の実家である、ゆ〜とぴあかつきに来てる。ついでだったから温泉も堪能してきたよ。ガラリと入口の方から音がしたので行ってみれば「司さん、ただいま!」と、可愛い後輩。
かなり着込んだ勇利はずんぐりむっくりな体で司へ飛びつく。彼は元から太りやすい体質、三年会ってないけれど暴飲暴食したのか以前よりもふくよかだった。とてもじゃないがスケートをやる体型ではない。
(それより・・・重ぃ)
「ゆ、ゆう・・・り、息がッ」
「ご、ごめんなさい!嬉しくてつい・・・!」
限界だと司は勇利の背中を叩き、それに気づいた本人は慌てて離れる。申し訳なさそうにこちらを伺う勇利に大丈夫だと言って立ち上がり。司は改めて___。
「お帰り勇利」
にっこりと微笑む彼に勇利は顔を輝かせた。
「うんうん、仲良きことは良い事よ〜。勇利、昔っから司っ子だったもんね!」
「ミナコ先生!?」
教え子の背中をバンバンと叩いて彼女は大笑い。司も昔と同じようなやり取りに懐かしさを思い出す。昔に戻ったようだな。此処の人たちは本当に優しくて温かい・・・。故郷は別だけれどたまたま長谷津に来た時以来、ずっと過ごしてきた思い入れのある所。
「それにしても、勇利。太ったか?」
「ッ!!いや・・・これは・・・「そうなのよぉ、こんなにお腹出ちゃってさ!!」ミナコ先生!」
溜め息を付きながら彼の服を捲れば、ぽよんと溢れる贅肉。焦ってそれを隠そうとするが時既に遅し。後ろからもお肉が・・・。
「勇利、まあ分かってるけど・・・健康に良くない、普通体型まで戻そう」
「司さんー・・・」
(・・・絶対にダイエットに成功させないとな)
「ほらほら、司もそう言ってるんだからやるわよ勇利!」
二人にそう言われてしまえば、素直に言う事を聞くしかない。仕方なく頷く勇利だった。