「おはよう!ねぇ、ここ空いてる?」
「あ、うん。もう私達行くから」
「そ、そうだね。もう食べたから使って?」
顔を突き合わせ、話し合う同僚の子達に話しかけると足早に立ち去っていった。
周りにいた子達も、サッと怯えた顔をして立ち去っていく。
目、合わなかったなぁ。
笑顔、ぎこちないのかなぁ。
「何よ!今の!嫌味ったらしい!」
「アキカが、噂みたいに無闇に攻撃してくる子じゃないって分かってるでしょうに!!」
アンジェリーナが力任せに、突き刺し続けるサラダ。
ざくっ≠ニいう心地良い音は、ドンドンと小さくなり、今では鳴ったり鳴らなかったりしている。
アリシアも苛立ちながらパンを引きちぎり、壮大にパン粉を飛ばし続ける。
あれ……デジャブ……
前は、アンジェリーナが羽ペンを折ったんだっけ。
クスッと殺しきれなかった笑いが溢れ出た。
「「なによ、アキカ!!」」
息ぴったりに鋭い目線は私に注がれる。
「笑ってごめんなさい。アンジー、アリシア。今のこと、悲しいわ、本当に」
「でも、それよりも嬉しいの。私の話を聞いても友達で居てくれる人がいるのが、本当に何よりも、嬉しい。私はそれだけで、充分すぎるほど幸せよ」
「アキカはもっと、怒っていいのよ……マルフォイとか、今の子達にも……」
「今の子達には、いつかきっと普通に接して貰えるわ。そうなれるように頑張るもの。……マルフォイには、大丈夫、次会ったら容赦しないってほど怒り心頭よ」
ねぇ。
マルフォイに会ったらどうしようか。
クソ爆弾まみれしてやるのは?
それはもう双子が改良版でしたわ。
あら、やるわね。
改良版ってどうだった?
臭いが比べものにならないくらい凄かったわ…
鼻水を止まらなくさせるのは?
地味じゃない?
え、ダメージはありそう。
寝るまでは鼻水が止まらないとか。
0時までは止まらないとかにも出来たら楽しそうよね。
それは酷い!でも見たいわ…。
3人で頭を突き合わせて、クスリクスリと内緒話。
気がついたら食堂を閉じる時間が差し迫ってて、屋敷しもべ妖精に追い立てられながら、朝食を頬に詰め込む。
アンジーとアリシアのリスのように膨らんだマヌケ顔が面白くて、また笑ってしまう。
つられた様に2人も吹き出して。
その日は、暇を見つけて笑い転げて、寝る前にも3人でお腹が痛くなるほど笑い続けた。
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