鑑賞
ある日の夜、風呂上がりの新開君がパソコンを貸してくれと言うので了承する。どうやら何かしら借りてきたらしいレンタル屋の袋があった。
私はと言うとそういう時も多いので、そんな新開君をほって置いて、お風呂に行く。
身体を洗い、1日の疲れを癒す。お風呂は大好きで色々な入浴剤を選ぶ楽しみは幾つになっても良いものだ。しかし、長風呂派な私も今日は見たいTVがあったので少し温まったら風呂から出たのだ。
風呂から上がり、髪を乾かす。いつもなら部屋で乾かすが、DVDを見ている新開君の手前脱衣所で乾かした優しい私だった。
リビングに戻るとヘッドホンを耳につけた新開君の後ろ姿。たまには驚かしてやろうと思った私がいけないのか良いというのか…。
私はそっと後ろから回り込みヘッドホンのコネクタをピンッと抜いた、その瞬間に流れ出すまさかの喘ぎ声にギョッとする。
「…っえ!!!」
「…っうぉっ!!……………なまえさんおかえり…は、早かったな…なまえさんいつも長風呂だから、その油断してた。……悪いなこんなの見てて」
"俺の好きな女優さんなんだ、新作でつい…、"と余計な事まで言いながら新開君は身振り手振りに説明してくれた。そう、今までボクサーパンツにの中にあった手で。
そりゃ、男性のこういう所は必要だろう。付き合ってても相手がいても必要なものは必要であろう。気持ちは分からなくもないから、見守る事にした。
「…いいよ、続きして。お邪魔しちゃってごめんね」
「そ、それは中々勇気が必要だな…それは今度に「見たいの」
「う…、それじゃいつものなまえさんじゃねぇよ…」
はぁとため息をつきながら頭を抱える新開君から距離を置いて座る私…そう少しだけ興味はあった。
映し出されるAVを彼氏と鑑賞する謎な状況。それを私を気にしながらも見る新開君だ。
映像の中の女優さんは脚を開いて自分で弄りながら、男優さんのを美味しそうに舐めている。そしてしばらくすると下の口で受け入れて悦んでいる。
…っ私達もいつもこんな事しているのか、そう思うと恥ずかしくなる。
ふと新開君の股間が膨れているのに気付く。…そりゃそうだろうな、そういう為のモンだし。寧ろさっきまでパンツに手が入ってたし。怒りもしないけどほんの少しだけ悔しかった。
新開君の御子息は先ほ萎んだのにもう勃ち上がっていた。少し離れていた距離を私から埋めて、新開君の膨らんだ所に手を当てる。
「っ!」
「もう硬くなってるんだね」
「悪い…」
「さっきから良いって言ってるじゃん。新開君が1人でしてるの見てみたいの」
少し申し訳なさそうに謝る新開君だ。いつもだったら直ぐに脱ぐくせに、そんな新開君はいつもより重い手で下の服をずり下げ、そそり立ったモノを出す。
そして新開君は勃ち上がったものを手で隠すかのようにした。…あぁ、もう何度も見たことあるのにと思いながらも、それは可哀想だから指摘しない事にした。
「…あー…本当、見ないでくれよ。さすがに恥ずかしいな」
「いや、見て勉強するから」
「ぇ!?」
新開君は多少限界だったのかゆっくりと握って扱き出す。いつだったか手伝ったけど手慣れているんだなぁ…なんて実は少し恥ずかしいけど、見たことない光景に目を奪われる。
だっていつも私が必死で新開君の顔を見る余裕なんてないけど、今ならよく見えるから…。少し汗ばむ顔だったり、快感に顔を歪める表情は女の私でも分かる程色っぽい。ゾクゾクする感覚が私にも移るようだ。
「…気持ち良い?」
「…あぁ」
扱きあげる先端から出てきた透明な液体。いつもは私の余裕がなくてそんな事思った事ないけれど、艶かしい新開君を見てたら少し興味が湧いてきてしまった。思わず指でなぞるとヌルッとする。
「っつ…」
そして、口に含む。美味しくはないけど不味くはなかった。
「なまえさんエロいな…」
「ふふ、新開君には負けるよ」
喘ぎ声が流れる部屋で行われるセルフ行為。
女優さんの事で頭一杯なのかな…やはりそう思うと少しだけ悔しい。映像見ている新開君に顔を寄せてキスをする。目を見開く新開君の口を舌で割り、舌を入れると絡めてきてくれる新開君。
「ん、はぁ…ぁなまえさん…」
「ん」
いつもと逆で切羽詰まった新開君に興奮する。汗ばむ身体、ぬちゃぬちゃと響くヤラシイ水音、私でも分かった新開君の限界が。
「っつ!」
新開君が手で押さえた。手からは溢れ出そうな白い液体が。
新開君は"しまったなまえさんが煽るせいでティッシュ間に合わなかった"としょげながら私にティッシュを要求してくるので数枚とって渡した。そして私の所為にするのはやめていただきたい。
「気持ちよかった?」
「っああ…おめさんには負けるけどな。とりあえずなまえさん意地悪だな」
「新開君には言われたくないけどね」
さて、私の身体も熱くなった事は秘密にしておこう。ギラつく新開君の目を見てキツくと口を閉じた。
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