ある日の土曜


ある週末、買い物に出掛けて帰って流れで荒北家に寄る。
いつも通り荒北の部屋でお茶を出してもらって、借りたかったCDとかの話題で話しをしている。

が、突然荒北が話を変えた。
「なまえチャン、しねェ?」

主語がなくても意味は通じた...まぁ、最近部活中心だししてないしね。ただ
「...生理だから、ごめん」
「そォ」
ふいっと目を逸らすちょっと残念そうな荒北が可愛い。
「...じゃァこれで我慢しとくわ」
私の手を引き、あぐらで座っている足の間に入れられ後ろから抱きしめられる。背中に感じる温かい身体がとても心地よい、本当2人でいると甘いよね。日常のツッコミ役も小休止している。
...お尻というか腰の辺りにというか主張しているものも感じるんだけど。ほっとけば良いか、出来ないんだし。確かに期待させたなら申し訳なかったな。


そんな時、私が良いことを思いつく。...口でやってみれば良いんじゃないか?
即座に前読んだレディースコミックを思い浮かべる。と、とりあえず、舐めれば良いんだよね?実践あるのみだ。

こう優しく抱きしめられている腕の中でこんなこと考えてごめん荒北と心の中で呟きながら、発言する。
「ねぇ、....口でしてあげよっか?」
「...は?」
動かなくなった背後の人物の顔が気になって振り向いたら真っ赤になっていた。
「どうしたの?」
「それは俺のセリフなんだけどォ?」
「だから出来ないからさ、と、思ったんだけど...やっぱいや?」
恐る恐る聞く私。
「嫌じゃねェけど...」
「えーと、私もよくわからないから適当に教えてよ」
そして嫌じゃないって事は良いってことだよね。


今度は身体ごと振り返り、荒北の首に手を回しキスをする。少し驚いた顔した荒北が可愛い。
「んじゃ、いただきます」
冗談っぽく笑いながら声をかける。
...まぁ、私がいつもされてる事をすれば良いんだよね。もう一度キスをして流れで荒北の薄い唇を割って舌を侵入させる、ザラリと歯をなぞる、舌を絡めとられそうになったので一回引いて逃げてから、もう一度深くキスをする。
口を離すと荒北が下にいるので荒北の口から唾液が少し垂れた。...なんかエロいな。荒北はなんだか複雑そうな顔しているが満更でもないのだろう。垂れた唾液を舐めるようにしながら、首元にキスをする。
そうだ、痕つけてやろう、いつもの仕返しだ。それでも多少見えにくい場所を選んであげる私はやさしいはずだ。鎖骨あたりに歯を押し当てチュウッと吸うと赤く痕がついた。荒北は白いから目立つかもしれない。
「ちょ、なまえチャン!?」
「まぁまぁ」
いつも荒北がしていることだ、文句は言わせない。もう一度口にキスをしてから鎖骨を舐める。うん無味だな。シャツを着ていた荒北のボタンをはずしていく、露わになる白い胸。肩口や腕に同じように痕をつける。赤い印が増えていき征服欲が満たされる気がする。
飾りのような胸の先端を舐める、これ男性は感じないんだよね確か。でも少しピクッと反応する荒北に気分を良くする、なんだか楽しくなってきた。思わず口角が上がり、荒北の表情を見ると少し気まずそうな顔にドキッとする。

「靖友...ここ触ってみたいんだけど」
ジーンズの膨らんでいるところを指で突く。
すると渋々なのかベルトを外して、ジーンズのチャックを下してジーンズを脱いでくれる。そして、ベッドに腰掛けてくれたので床に膝をついて靖友の足の間に身体を入れる。手を伸ばしてボクサーパンツの上からなぞるとピクッとする息子。フフ、なんだか可愛い。
「...結構期待してたんだ?」
「マジでてめェ覚えてろヨ...」
いや、覚えてません。
ボクサーパンツの中に手を入れ、そそり立ったものを外に解放してあげる。これがいつも入ってるのか...カチカチに立ち上がっていて、意外とグロテスクだ。が触れる度にピクピク反応するそれを手で恐る恐るそっと握る。え、これ上下してみればいいのかな。
「硬くなっちゃってるね、ねぇこれ動かしてみればいいの?」
「ハ...好きにやれヨ、もう...」
顔に手をやり、あきれているのか?よく表情が分からないけど言葉通りやらせてもらうことにする。上下に何度もスライドする。しばらくすると先端から透明な液が出てきた、これ気持ちいいってことだよね?
「荒北さーん?少しは気持ちいい?」
手は先端から出てきた透明な液を塗りたくり親指で先端を撫でるようにして聞く。
「...」
歪めた顔した無言の荒北だ、でも腰は少し動いている。えーでももっと反応してくれなきゃつまんないんだけど。さらに強めに刺激しながら問いただす。
「ねぇってば、気持ちいい?言ってくれないと分からなないんだけど?」
「ぅ...良いからァ...」
よし、良かったあっているようだ。この透明な液はまずいんだっけ、片手は握ったまま手のひらについた液をペロっと舐めてみる。するとピクッと反応する荒北。あ、興奮したのか?予想より全然ましだけど美味しくはない。
「美味しくはないね」
「...だろうな」
よし、でも口に含んでみよう。靖友のものを口に含む、あ、これ結構口疲れそう。舌で舐めて刺激しながらチュウっと吸う。
「っつ...なまえやめっ」
「いーやっ」
だれがやめるか。拒否の反応に気を良くして、口を離し根本から先端までの裏筋を舌でねっとり舐める。その都度ピクッと反応するので何度も同じように舐める。荒北から時々漏れる吐息がなんとも色っぽい。もっとそれが聞きたくてなってもう一度口に含みながら手で上下に動かし刺激を与える。
「っ...くそっ..マジで...覚えてろ...」
「あに? ひほえないんだけど?」
咥えたまま、反抗する。あー気分良い。
「っぅ...しゃ、べんな....」
弱々しい荒北はレアものだ。先端を口で含み、先端を舌先で突きながら片手でしごき、そして後方に存在する袋に手を伸ばす。するとビクッとする荒北の身体。よし、これもあたりだろう。裏筋を舐め、袋を口に含んで少し口で刺激する。何か変な感じだ。
「っ....やめっ...なまえ」
私の頭に手を伸ばしてきた荒北。上を見ると少し汗をかいて、顔を歪めてすっごくエロい。
袋を口から解放してあげて、また棒の先端を口に含む。今度は結構奥まで咥える、舌を当て、口をすぼめて荒北のものを何度も出し入れしていく。すると荒北の息も荒くなる。
「っつ、それはダメだ...はぁ、」
「ん、」
さすがにこっちも奥までは苦しいな、でも荒北は気持ち良さそうだからもう少し続けてあげる。
唾液たっぷりなせいでジュブシュブと音がする。もう、荒北の液なのか私の唾液かよくわからないな。
先端を含み舌で刺激しながら、手で扱くのを早めていく。歪んだ顔で腰を引く荒北を固定し、さらに続ける。
「...っ出そ...」
その声を聞き、一旦手と口を休憩する。まだこう乱れた荒北を見ていたいのでそんな簡単に出させてあげない。
すると、ギョッとした顔をする荒北。ここで辞めるとは思わなかったのだろう。
「もっと荒北見ていたいから、まだイっちゃだめ」
「てめェ...」
手は軽く上下に動かしながら会話する。しかし、切羽詰まってきたのか、私が握ってる上から大きな手で覆うように握ってきた。そしてそれを私の速さよりも速く扱く。そうか私スピードが足りなかったか。
それを見ながら今度荒北1人でしてるの見せてもらおうと計画する。

ただ、今日は私がやっているんだから、手出しして欲しくない。荒北の手を外させて、先端を口に含みいま教えてくれたスピードで上下に何度も扱いていく。
「...も、いかせ...ろ」
「んー...どーひよ」
手のスピードを落とす。
「っぁ、くそ、マジで...」
しょうがない出させてやるか。後も怖くなるし。
「ひーよ、だひて」
そしてここまで来たら口に出させてやる。わけ分からないヤル気になっている私は口を離さない。さらに早く扱いて先端を舐めまわしながら吸っていく。荒北のさらに快感に歪む顔も乱れる吐息も好きだ、そんな姿がすごく色っぽい。
「ぅ...くそっ...出るっ...」
一気に口内に広がる大量の不味い液体。荒北の視線を感じる。つーか本気で不味い!死ぬほど不味いこれ!涙目になり出そうか戸惑いながら思い切ってゴクンと一気に飲んだ。
「げほっ」
「だ、大丈夫かァ?」
聞かれるが、返事出来ない、まだ口内最悪。机にあったお茶でさらに洗い流すように飲む。

「...ん、はぁはぁ荒北出し過ぎ、そしてすっごく不味い何これ!やめて欲しいんだけどっ!?」
「てめェが出させたんだろォ!?」
そんな悪態つきながらも嬉しそうじゃないか。
さらにお茶を飲む私。がまだ口内に残ってる気がする。気持ち悪い。
「...つーか、なまえチャンどこで覚えてきてんだヨ!?」
「え、そんなこと言うなんて酷くない?...気持ち良かったの?」
「...おう」
意外と素直な荒北に思わず笑う。
「それはそれは、ごちそうさま。またしてあげるね」
飲まないけどと付け足す。はぁと呆れ顔な荒北だ。

「...次、覚悟してけヨ。人のことおちょくりやがって」
「何も聞こえません」
次、ねっとりと倍返しされたのは言うまでもない。




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