体育祭A
まさかの借り物障害の展開に驚く私。
「新開、あんたね…」
「ん?そうする他にしょうがなかったんだ、その場で作れないだろ?」
繋いだ私の手を解きながらシレッと言い放つ新開にこれ以上言ってもしょうがないのだろう。なぜ私?近かったからか。
「あー…でも靖友怒ってそうだな。だからみょうじフォロー頼むな」
バキュンと私を無駄撃ちしてくる新開だ。
「本当、好き勝手して…」
「ああ、おめさんはもう許してるから後はきっかけ欲しかっただけだろ?」
こいつは…なんともよく分かっていると言うのか、そんな事言われて恥ずかしい限りだ。
「っフォローしておくから」
「ああ、頼むな」
接触禁止令を出して3週間…少し、少しだけ寂しいと感じ始めていた。なんだかんだでキチッと守る靖友だから最初結構面白がっていたのだけれど、あからさまに触れられない、触れてくれないっていうのは少しだけつまらなかった。でも私から出したし…と、何となく終着点を見失っていた。
体育祭終わりにミサキ達と教室へ戻ろうとしていたら何処からか伸びてきた手によって引き止められた。ミサキがニヤニヤしながら"先帰るねー部活は遅れるなよ〜"と言って去っていった。
「っ荒北!」
私を引っ張っていく人の名を呼ぶが返事がない。
私の手を引っ張り、人気のない棟の暗い階段下に連れてこられた。
背中に壁の冷たさを感じたと思ったら顔の横に腕が通り壁に手…というか肘をつく靖友、少し上を向くと怒った様な冷ややかな顔。それによって影ができ、さらに暗い階段下の壁に縫い付けられた様な壁ドン状態。
「あの、」
「1位おめでとォ…新開と楽しそうだったね」
冷ややかに小声で喋る靖友。手を引っ張られた以外の接触禁止令は順守されていて、確かに私に触れてないがやたら近く威圧感がある靖友。
「あれは…しょうがなくて、新開も悪かったと思って「新開とかどーでも、いーんだけどォ?」
「〜っ」
「本当なまえチャンは浮気もんだよねェ」
色々誤解されたくない、そして靖友不足の私の状況。
それに胸が痛くて、その気持ちを少しでも知って欲しくて目の前の靖友のジャージを握る。
「う、靖友…あの、禁止令やめる。ごめんね、だから…触れていいよ?」
「っ」
靖友の顔が近づいて来て口が合わさる。…ああ、もう久しぶりだ。いつもなんだかんだで、コソッと3日に一回くらいは人目盗んでキスしてたりしたしなぁ。
舌を絡ませ、お互いの気持ちを確かめるかの様にキスをしていたら、私の足の間に靖友の膝が割って入ってくる。
「ん、」
靖友の硬い太ももが私の股に当たる。なにかこそばゆくて逃げたいのに、そうさせてくれない靖友の太ももによってグリグリと股を刺激される。閉じたくて太ももに力を入れるが靖友の足を挟むだけとなった。
「っぁ…はぁ、」
「ハッ 良い顔」
「っ誰のせいよ?」
「俺だろうなァ」
再度深いキスをする私達。やたら濃厚なキスに、頭がボーッとする。ここ学校なのに、見つからないとは限らないのに…、靖友不足の私はまだ足りない様だ。
すると靖友の膝が敏感なところを擦った。
「っぁ、」
靖友が私を壁に押し付けながら、手は私のジャージの下から入り、ブラを押し上げるとヒンヤリとした空気が入ってくる胸元。
「こんなんで感じてんじゃねェヨ」
靖友が嬉しそうに硬くなった胸の突起を弾いた。
「ぁっ!」
「ハッ感じすぎィ」
…
靖友はサッと私の運動着を戻して、まさかの男子トイレの洋式トイレに連れ込んだ。
「やだって!」
靖友に小声で抗議する。何しろこれから行われる事が想像ついたからだ。
「あ?誰もこねェから、特別棟だしな」
「っ!せ、せ、せめて家が良い!」
「もたねェだろ、俺もおめェも」
狭い個室で手を掴まれ先程と同じ様にギラつく靖友にキスをされ、上のジャージを捲られ胸を揉まれる。
「ん、」
「階段下よりマシだろ?」
「ぁ、も…知らない」
唾液が伝う私の顎を舐めてくる靖友がそのまま、首筋舐め鎖骨を噛んでくる。
「いっ!」
ああ、もう絶対赤くなった!絶対一週間は消えないヤツをお見舞いされた。俺の物だ的な少し痛いマーキングに近い行為に耐える私。それですら興奮する材料となり、荒い息がトイレの一室に響く様になってくる。
靖友の膝によって足を閉じれない私の下のハーフパンツとショーツの中に靖友の指が進入する。
「ぁ!ちょ、」
「ハッなまえチャンお漏らしィ?トイレ間に合わなかったのォ?」
「ばかっ…ぁ」
「ヤダっつってた割には、期待してたんじゃナァイ?」
「ち、ちが…ぅ…」
意地悪そうな顔する靖友の指によってヌルッとする私の股。ああ、もうどんだけ濡れてんのよ私は。快感を知ってしまっている私の身体は、どこが気持ちいかを知っている靖友によって更に高められる。
グチュグチュと卑猥な水音が響く学校の男子トイレ。指を抜かれて私の目の前に晒される濡れた二本の指。
「ホラ、すっげぇ濡れてんのな、やる気満々じゃねェか」
「っ、」
やらしく笑う靖友に最後の理性が切れて頷いた私は野獣さんに美味しく食べられるだけだろう。
下の主張している突起を弄られ、指で慣らされてその直線的な快感に足が震える。体操服のハーフパンツとお気に入りのショーツを膝までずり下げられた。
「えっろ」
「っぁ、靖友のせいだから…っ」
ツーっとショーツと糸引く愛液に興奮したらしい靖友がゴムをつける。っ、する気満々なのはあんたじゃないかと突っ込みたかったが、私は靖友不足で限界だった。靖友もそうだったのだろうか?
トイレの壁に手をつかされ、靖友が背後から太いものをこじ開けるかの様に私に挿入してくる。
「んっ、やすと、も…」
「なぁに?学校で濡らしてるなまえチャン?」
「っゃ、靖友不足だったぁ…」
「俺もだけどォ?だーからァ、最初から言ったよな、俺無理だってェ」
腰を持って奥をグングン突いてくる靖友。繋がっている場所の近くの突起を指で虐めてきて、思わずビクッとする。
「っ、やっぱ想像より良いな、おめェは」
「知らないっ…」
お互いの身体を打ち付ける音が響く個室。耳まで犯されて行くようだ。そう思ったら靖友が背後から耳を舐めてきた。
「ふぁ…ぁ」
ゾワッとする感覚が襲う。
「ここも好きだよねェ」
その瞬間、ガシャと戸の開く音がする。
って、ここ学校じゃん!一気に現実に引き戻される。生徒が入って来たようで足音が聞こえる…そして用を足す音が聞こえて凄く恥ずかしい。思わず乱れた体操服を直そうと試みるが靖友によって静止される。
靖友がトイレの水を流した。
「…少し我慢してろヨ」
流れる音と共に耳元で靖友が小声で囁いてくる。それに全力で頷いた私。そう思ったら靖友がピストン運動を再開してきた。
「っ!?」
止まっててくれるんじゃないの?快感に漏れそうになる声と息を必死に堪える。壁一枚向こうの人の動向に気を払いながら、襲い来る快感に耐える。目をぎゅっとつむり、耐えるてるのに、内壁を擦られる快感と奥に当たる快感にもう、頭がおかしくなりそうだ。歯を噛み殺すように声を押し殺す。
顔を横に振り無理を伝えるが靖友は御構い無しだ。背後からやらしい音は立てないくらいのスピードで突いてくる。
靖友が更にトイレの水を流す。そして、色々な事に気を立てていて油断していた私の敏感な突起を撫で回された瞬間に登りつめてしまった。
「〜っ!!!」
その瞬間バタンと出て行った人。
「…ククッ 変態、人いんのにイッてんじゃねェヨ。閉めやがってェ」
見えなくても靖友の顔が想像出来る。…確かに今のは変態と言われてもしょうがないかも知れない。ガクガクと震えながら靖友を飲み込んでいる私。
「…ばかぁ…、はぁ…」
「分かってんヨ、あれじゃおめェ足りないよな」
「ちがっ」
激しく水音を立てながら、靖友に美味しく食べられた。
…
「もう…」
トイレットペーパーで処理をする私達。
「なまえチャンがこういうプレイが好きだとは知らなかったなァ」
「っ!靖友がいけないの!」
ここ1年ほどで私の身体をおかしくした靖友せいだ。けして私のせいじゃない。
「すげェ興奮してたじゃナァイ?」
「はぁ…それはあんたでしょ」
「俺はさすがに人いんのにイけねェヨ」
「っ!って、なんでゴム持ち歩いてたのよ…」
「あ?最高の体育祭だったろ?」
シレッという靖友。やはり、こいつには適度な接触禁止令は時々出した方が良さそうだ。
でも、久しぶりに触れられて少し嬉しい馬鹿な私は靖友にキスをした。
「……もっかい体育祭するかァ」
「部活始まるから!!」
(頂きネタ:新開にちょっかいだされ→妬いた荒北からの壁ドンor股ドン …両方使わせて頂きました)
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