黒田の幸運




夏場になり、サイクルジャージすら暑い時期になってきた。今日は放課後教師に言われた用事で遅れて用意している俺。その…目の前のみょうじさんもTシャツにハーフパンツという形で働いている。そしてまたこの人は頼る事をせずに、土台を置いて高い所のファイル整理をしているのだ。だからそれは部活終わりにでも俺ら後輩にでも頼んだらいいじゃないっスか。そうも言ったが意外と頑固者のみょうじさんは首を縦には振らなかった。


約50センチの踏み台で行う作業を少なからず目の端に入れていた。するとグラッとして、慌てたみょうじさんの片足が踏み台を踏み外した。

「!」
ったく!っだから言わんこっちゃねぇ!
運動神経がいい俺は咄嗟に動くことに成功したのだった。
そのままだと頭を打ちそうなみょうじさんの背中を背後から支えるようにしたのだが、上から降ってくる人の重さには敵わなかった。なまえさんの体…背中を受け止めながら俺もドスンと尻餅をついた。

っ!尻痛ぇ!
それによって思わず両手にギュッと力が入る。

「っん…」

聞きなれない声によって、現状を知った俺。

俺の回した腕…というか手は腹辺りを支えたつもりだった筈が、ガッツリとみょうじさんの両方の胸を背後から鷲掴みしていた。

「!?」

あまりの衝撃にさらに手に感覚を集中しながら固まった俺の手。
やべぇ!マジでこれやべぇから!ぜってぇ怒られる!軽蔑される!つか、すげェ…なんつーか。っ髪までいい匂いする…!
そしてみょうじさんの背中が俺の中心に当たってるのも相まって、下半身にグッと熱が集中していく。そんな思いが一瞬にして全身を駆け巡った。

「…あの黒田くん?」

みょうじさんが驚き少し戸惑いながら振り向く様に背後の俺に視線を送ってくる。

「っ!すいませんっした!!!俺そんな!あの!本当に…!」

それにハッとして慌てて俺の指が少し埋まっていた両方の膨らみから手をバッとあからさまに離した。

「…えっち…」
「っ…!」

俺を控えめに見ながら少し恥ずかしそうにムッとしながら言葉を繋ぐみょうじさんに胸を撃たれる。責めるでも、怒りもしないみょうじさん。それよりもなんつーか、そのセリフのチョイスとその恥ずかしそうな表情は…余計に下半身を刺激されるというか、狙ってんのかこの人!?

「ふふ、なぁんて…助けてくれたんでしょ?ありがとね」
「っ…はい、すいませんっした!」

全くもう黒田君は…と続きそうな少し恥ずかしそう表情で言われる俺。俺を安心させる様なみょうじさんの優しい言葉と表情に息を飲みながら、辛うじて謝罪の言葉を口にできた。つか、ありがとうとか寧ろこっちが言いたいレベルなんスけど。



もう一度頭を軽く下げて、部屋を後にする。駆け込む所はもちろん少し離れた男子トイレの個室だ。

今さっき着たばかりのサイクルジャージをすぐさま降ろす。そして迷わず目当てのものに手を伸ばす。

っとに、すいませんみょうじさん!ついでに荒北さん!!
心の中で謝りながら、先程の感触が残る手でものを握り動かす。おそらくブラジャーの硬さも相まったせいかブラジャーで覆われてなかった胸がすげぇ柔らかかった…。あれ何だ!?あと、予想よりあった…いや、別に予想とか…いつも見てねぇよ。

そして、あの息が抜けるようなあの声…思い出すとグンと強度を増す。勝手にあの声をアレンジして、また恥ずかしそうに照れながら呟かれた台詞と表情を付け加えて、みょうじさんを俺の脳内でどんどん淫らにしていく。

「っく、なまえさんっ…!」
どくどくと汚れる手をトイレットペーパーで拭う。っ…すげぇ気持ち良かった。
つか、まだ…。足りなくて脳内でみょうじさんをあの状況から俺の手でブラジャーを外して胸を揉んで、服を脱がして、恥ずかしそうにする足を開かせて先ほどよりも乱れさせた。
このネタは数ヶ月繰り返し利用されることになった。










「黒田ァ!居んのかァ!?」
「っ!ハイ!!」
「なんだクソか?なまえチャンがさっきごめんだとよ、探してっけどォ」
「…ッワカリマシタ」

「…おめェ雄クセェんだけどォ!?」
「っすいません!」















(頂きネタ:黒田ラッキースケベ→r15くらいで自慰ネタ)


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