秘密のくちづけ
「…すー…」
「…なんでお前は毎度毎度俺の部屋に寝てんだよ」
静かに寝息を立てながら眠りについているラビの姿に溜め息をつかざるを得ないロー。
何でも彼女曰くローの部屋が一番暖かいのだとか……。
「んな格好で寝てるから寒いんだろうが…」
ラビの格好に眉を寄せるロー。彼女はキャミソールに短パンだけと言う露出の多い服装でベッドに横たわっている。…彼女の細い体からは想像できない豊満な胸元がちらちら見えながら。
「おい、起きろ」
「…ん〜…も、おどれないよぉ…へへっ…」
「んなこと知るかよ」
寝ている相手にそんなこと言っても仕方ないのだが、言わずにはいられない。
…ほんと、困った幼なじみだ。
いつもの大きく少し垂れ目がちな瞳は閉ざされていて、長いまつげが目立って見える。また、ふっくらとしたピンクの唇からは彼女の色香を感じ取れた。
「…すー……」
「…無防備すぎるお前が悪い」
ラビの上に軽く跨がって、間近で彼女を見下ろすロー。そしてゆっくりと自分の顔を近付けて、彼女の唇を自分の唇で覆った。
秘密のくちづけ…実は初めてじゃないんです。
(…んー…)
(まだ寝るか?ハッ、呆れた奴だな)
(…ろー…)
(あ?)
(……ずっと、いっしょに……)
(…可愛い奴)