溺愛レベル上昇中
琥珀が退院してからと言うもの…ギンの琥珀への執着は今まで以上のものとなった。





「もうっギンってば!ずるいじゃないの!琥珀のこと抱っこして!!私にもちょっとは抱かせなさいよ!」


「嫌や」


「何我儘言ってんのよ?琥珀はギンだけのものじゃないのよ!?」


「琥珀は僕だけのもんになったんや」


「はぁ?…ちょっとギン、アンタ頭打ったんじゃないの?ギンこそ入院して卯ノ花隊長に診てもらったらどう?」


「何言われたかって、琥珀のことは離さへんわ」


「ちょ、琥珀!?一体どういうことなの、これは」


「…琥珀にも、よくわかんない…」






もう抱き枕か何かと間違えているんじゃないか、と言うぐらい…ギンは片時も琥珀を手放そうとしない。執務中は彼の膝の上に、どこか出かけるときは手を繋ぐか、彼女を抱きかかえるか…今までの溺愛っぷりなど可愛いものである。






「…けど、琥珀嬉しいよっ!ギンちゃんとずっと一緒だから」


「ほんま、琥珀はええ子やな〜もう絶対に離さへんわ」


「……何よ、あんた達…今まで以上にラブラブってこと?」


「…って、隊長!もう月丸君が無事退院したんですから、執務に戻ってください!ただでさえ仕事が溜まって…」


「そんなんイヅルに任したわ」


「なっ!?」


「……吉良、アンタも災難ね。ギンを上司に持ったことが運の尽きだわ」


「ほんま失礼やな、乱菊は。…ええやないの、もう一週間も琥珀に触れれへんかったんやし。なー?琥珀」


「…ぎゅうー」





琥珀も琥珀でギンに触れられるのが嬉しいらしく、ギンからしがみついて離れようとしない。





「…ま、今日一日は大目に見たらー?吉良。この様子だと絶対離れることなさそうよ」


「…とか言って、これからずっと続くことになるんでしょうけどね」






うう、と肩を下ろすイヅルのことなど気にも留めずに、琥珀とギンはイチャイチャとくっつき続けていたのだった。


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