夏合宿編6
お風呂場でのリコ先輩との会話以来、意識してしまったせいか緑間を直視できない。
なんというか、緑間くんの口元に目がいってしまって気が気でない。もう自分が変態になってしまったんじゃないかと思ってしまうほどだ。さっき、ドリンクを渡した時に変な奴だと思われてなければいいな。一応、自分ではうまく挙動不審なところを隠したつもりではいたのだが。ため息をつきながら、アイシング用の氷を作る時に使ったトレーたちを片付けていると後ろから声をかけられた。
「ここにいたのか」
『緑間くん、練習お疲れ様』
「あぁ。それよりもしずく、探したのだよ」
『何か用があった?』
「夕飯の後に、」
緑間くんはそこで少し、慎重に言葉を選ぶかのように言葉を区切った。
「自由に行動できるなら、近くのコンビニまで一緒に行かないか?」
まさか緑間くんからそんなことを言われるとは思ってもいなかったので驚いて目を見開く。合宿中に他校の生徒とそんなことをしても大丈夫なのかと聞けば、大丈夫なのだよと言われた。夕飯のあとであれば、私の仕事も一応終わっている。それにコンビニあたりまでであれば自由に行動していいと言われてる。
『うん、大丈夫だよ。一緒に行こう』
響くカウントダウン
「夕飯の片付けが終わり次第、ここにくるのだよ」
『うん』
「そういえば、しずく。今日一日かなり挙動不審だったな。何かあったのか?高尾が気にしていたのだよ」
『そ、そんなことないよ!何もない!緑間くんの気のせいだよ』
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