どうせ俺には関係ねえんだろ
練習試合の相手を知らせられないまま当日を迎え、俺はいつものようにつららと学校に向かった。
到着してしばらくすると監督がつららに相手校が到着したので校門のところまで迎えに行くように指示をしたので、つららが作業を中断して体育館を出て行くのを見送った。
ここまではいつも通り。そう、いつも通りのはずだったんだ。

「なぁ、及川。あれはどういう状況だ?」

不機嫌な顔をしてる岩ちゃんに聞かれた。岩ちゃんも俺と同じくつららのことを可愛がってるから不機嫌になる気持ちが分からなくもない。俺たちの視線の先には、今日の練習試合の相手(昨日のあいつら音駒って言うんだ)と楽しげに話しているつらら。
しかも、長身黒髪のやつはつららとの距離が近いんだけど。他のやつらも近すぎでしょ。
なんだか見てるとすごくイライラする。

「知らなーい。どうせ俺には関係ないもん」
「ないもんって、気持ち悪いな」

口ではそう言っていても、本当は関係ないなんて思ってない。今すぐあいつらから、つららを引き離したくて仕方ない。

「ねぇ、岩ちゃん」
「どうした」
「今日の練習試合、全勝しようか」
「奇遇だな。俺もそれ思ってた」

俺たちの大切なマネージャーに手を出したことを後悔させてやろうと、秘かに誓うのであった。





『みんな気合い入ってますね、監督』
「そうだな。及川もいつもこれくらい気合い入れてくれればいいんだが」
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