*140字SS集(王室教師ハイネ)
『レオンハルトがいない?』
「はい。どこを探しても見当たらなくて」
『ふーん。それで僕にどうしろっていうの』
「いえ!リズ様なら何か知っているかと思っただけなので…失礼します」
『…もういいよ。レオンハルト』
「すまない。助かった」
『また何かやったの?』
「いや。いつものだ」
『だと思った』

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『ちょうどいいところに。ブルーノ王子!』
「リズか」
『これ、先日頼まれていた本です』
「流石だな」
『他に探すものがあれば探しておきますがどうしますか』
「今回はこれで大丈夫だ。助かった」
『これが仕事ですから。それより、』
「っ!?」
『あまり頑張りすぎてはいけませんよ』

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「前から思ってたんだけどね」
『はい』
「リズって本当にレオ兄ぃと同い年?」
『間違いなく同い年ですね』
「全然そう見えないよね」
『それは僕が老けていると?』
「違う違う。精神年齢高いよねって話」
『はぁ…あの、リヒト王子』
「ん?」
『そろそろ離れて下さい。近いです』
「えー」

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『カイ王子…そろそろ退いてください。流石の僕でもそろそろ限界です』
「動くのだるい…」
『それならどうしてこんなところにまで来たんですか』
「リズがいるから…」
『は?』
「リズの側は静かだから…」
『違います。図書室だから静かなんですよ、カイ王子』
「もうなんでもいいや…」

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「おや?リズさんではありませんか」
『ハイネ先生?どうしてこんな街中に…え。王子達も』
「はい。社会見学に来たんです」
『そ、そうなのか(…ブルーノ王子の私服初めて見た)』
「ん?ブル兄どうしたの?顔赤くして。もしかしてリズの私服に照れてるの?」
「黙れリヒト」

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「たしかこのあたりにあったと思ったのだが」
『ブルーノ王子、』
「わっ!?リズか…驚かせないでくれ」
『君が勝手に驚いたんだろう?僕はずっと声を掛けていたさ。それで何をお探しだい?』
「この前読んだ本をもう一度探しているんだが見つからなくて」
『あぁ、それならここに』

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