午前四時の異邦人




忘備録
2025/11/18(20:59)

シュナイゼル連載/32話(マクベス)

シュナイゼル連載、32話です。
マクベス回です。この連載を構想した時、わりと最初の方にシェイクスピアの四大悲劇のひとつ、マクベスを演劇でやらせようというアイデアがありました。

ちょっとしたシュナイゼルとの関係性のメタファーでもあり、王と王妃(王配)の立ち位置は逆ですが学院編においてシュナイゼルは王なので…マクベス王役です。
レディ・マクベスがどんな役かは調べればすぐに分かる通りです。ヒロインにとってはあとあとボディブローのように効いてくる役どころです。
マクベス王より王妃であるレディ・マクベスのほうが権力志向が強く操作的で支配的、恐ろしい女性です。
威圧的で夫にも冷徹で嘲笑する場面もあるので、32話で誰も挙手をしない場面はそりゃだれもしないだろう、となるわけです。

テディベアのくだりは、英国人はテディベアが大好きな国民性を踏襲しています。その昔、テディベアを好きなその国民性のくせにドイツで製造されたテディベアを輸入していたというエピソードを採用しています。
実際、現実ではドイツのシュタイフ社が最初にテディベアを開発しました。現在でも英国人の成人の三人に一人はぬいぐるみと一緒に寝るらしい、といいつつ人によります。
くまのプーさんやパディントンもイギリス舞台ですし、とにかくくまに対しては執着があるはずです。ぬいぐるみに寛容なお国柄という印象を持っています。

なによりギアスのアーサー王と円卓の騎士大好きな話でいくと、アーサー王のアーサーはケルト系ブリトン語で「熊」を意味します。
歴史の創作からして熊好きなんで……。でも現実のイギリスのあの島国に熊は生息していません。日本の熊をプレゼントしてあげたいですね。
ブリタニアには生息していると思います。

シュナイゼルはぬいぐるみに心を見出していたらあんな性格じゃないと思うので多くの人はそれを愛らしいと感じ、愛着を喚起させる無生物≠ニ認識していると思います。この人子育てできるのか不安になるタイプの人ですね。シャルルよりは育児放棄しないはずですが……。王室/皇室は特殊な環境下なので機能不全家族・家庭に陥りがちなのでブリタニア皇族に変な人しかいないのも当然です。
シャルルやその片割れのV.V.が計画を目論む根源的な要因が嘘や裏切りといった身内を信じられない猜疑心があるからです。ブリタニア皇族の子供達に父親は不在で役割を果たしていない環境だといえるでしょう。

その影響かシュナイゼルも十分変というか、性格が先天的としても、優秀だけど情操教育が間に合っていない人だと思います。
彼が6歳の頃には血の紋章事件が発生しており、原作においては母親と弟をこの事件かそれ以降に亡くしているだろうと読める設定があります。
シュナイゼルには肉親がいない(父親の役割不在)、ある意味孤独な幼少期があると推測可能で後天的に冷たい人になったという解釈もできます。
人間はどうしても父親と母親の存在と家庭環境に強く影響を受けますし、アイデンティティも培われる土壌は家庭からです。満たされなかった場合、その補償を大抵、恋人か結婚後には配偶者に求めます。
王侯貴族にスキャンダルが多いのは愛情不足・機能不全家庭なのは現実のロイヤルファミリーを見ていても感じます。しかし、人より恵まれた生活をしているから甘えたこと言ってんなよ、となります。

シュナイゼルの虚無にしたって、恵まれた生活送っててその理由はなんだ?と皇族の身分と世間知らずさが原作の後半でルルーシュに指摘されている通りです。ルルーシュはたくさんの経験をしてきて、この点で勝てなかった兄を超えたんですよね。
原作のシュナイゼルにとって、人も資源も無尽蔵に存在するものという価値観がありますし、彼にはもっとも大事な有限的なリソースは存在しません。
当夢連載の方ではそこが原作と異なる点だと思います。
彼は社会的にヒロインがいないと生きていけないので……依存せざるを得ないシュナイゼルの話を描くのを目的としているのでここはブレません。
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