「よし、じゃあ席決めじゃんけんする?」
「勝った人がテーブル?」
「だな。」

最初はグー。じゃんけんほい!

「あー、負けたっ!!」
「はい、あいカウンター決定ね。笑」
「うわー、みんなと食べたかった! 二人だけとか寂しいよ。」

 あいの言葉に俺たちの動きが止まる。
 ここで負ければあいと二人っきりでラーメンが食えるんじゃねぇ?

 ニノも気付いたようで、俺と目が合うと不適な笑みを浮かべる。翔ちゃんと潤くんも分かっているみたいだ。

「これは、絶対負けないと。」
「だな。」
「俺は弱い!」
「それ、何なの。笑」
「負けると何かいいことあんの? あっ、そういうことね。」

 相葉ちゃんもカウンターで二人っきり大作戦に参加するようだ。

最初はグー。じゃんけんほい!

「うわっ! 勝っちまったー!!」
「はい、翔ちゃん、残念賞−。」

 始めに勝ったのは翔くん。頭を抱えてうずくまる様子は大げさな気もするけれど、俺もそうなるような気がするから何も言えない。

「マジかよ……。」
「二人目けってーい!」

 肩を落として翔くんの隣に行く松潤。慰め合うように握手を交わしている。

「えー、俺の手、何でチョキ出したんだよ……。」
「相葉くん、いらっしゃーい。」

 翔くんと松潤がささっと真ん中を開けて、相葉ちゃんを招き入れる。

「ニノ、譲れよ。」
「ヤーダね。」

 ここまで残ったら絶対負けたい。そしてあいの隣を掴み取るんだ。

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