苦労性


・苦労性
(地上編:一章・始まり 狐・真加入から学園長との戦闘まで)

雨「…お前、よく瓦礫の下敷きになって無事だったな。」

真「うん、結構僕、体頑丈だから。」

少し感心するような表情で言う時雨に、真が笑顔で返す。

雨「へぇ…。けど下敷きになったら死ぬだろ、普通。」

真顔の時雨。

真「確かに…けど、鉄パイプ落ちてくることもあったから、アレくらいなら別に大丈夫だよ。…あの頃は、半分は狐がやってたんだけど…。」

前を歩く幼馴染みの背中を遠い目で見る真。

雨「…鉄パイプか…恐ろしいな…。」

目をそらす時雨。

真「うん、それに一本や二本じゃないし…。纏めてくるときは…十本とか。」

さらりと言う真。

雨「(…さらりと言える本数じゃねぇだろ…!!)…く、苦労してるんだな…お前も…。」

真「時雨もね…。」

時雨は苦笑、真は最早菩薩のような微笑みを浮かべていた。




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