今宵は あやうい月が 雲の切れ間より 顔ヲ覗かせています 気づくと私は 溜息ばかり ついており 湯上りの肌に ボディクリームを すり込むと ベランダに出る ふわり香る秋の訪れ 煙草の煙が月に向かって 立ち上がってゆきます 見上げた暗闇の 香り立つ妖艶な光を ぼんやりと浴びながら 私はまた 深い溜息をつく 夏の終わりの涼しい風が 私を纏い涙をさらってゆきました
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